4月28日 花博 山のエリア

爽やかな風が吹き抜けるネモフィラが織りなすあの独特の風景は、チューリップやバラのような「燃えるような鮮やかさ」とは一線を画しています。

 

しかし、今の時期、花博の山のエリアに広がっているのは、単なる「花畑」という言葉では片付けられない、圧倒的な静寂を湛えたブルーの世界です。

赤や黄色といった花々が、太陽に向かって「私を見て!」とエネルギッシュに自己主張する動の美だとするならば、ネモフィラはその逆。

周囲の景色をすべて優しく包み込み、見る者の心をスッと落ち着かせる静の美を極めています。

特に、晴れ渡った空の下で眺めるネモフィラは格別です。

 足元に広がる淡いブルーがそのまま地平線で空の青へと繋がっていき、自分が今、地面に立っているのか、それとも空の境界を歩いているのか分からなくなるような、不思議な浮遊感に包まれます。

 

それは「鮮やか」という強い言葉よりも、「透明感」や「叙情」といった言葉がしっくりくる光景。

派手さはないかもしれません。

けれど、一度その青に視界を預けてしまえば、都会の喧騒や日常の雑多な思考がすべて洗い流されていくような、贅沢な浄化の時間を味わえるのです。

 

「派手な原色に疲れた大人の目に、この穏やかな青は何よりの贅沢だ」……なんて感じでしょうか。

ネモフィラの青は、心に余白を作ってくれる特別な色ですね。

 

山のエリアの散策、素敵なリフレッシュになったようで何よりです!