みなさんこんにちは、栃木県鍼灸師会のブログです。
9月5日(木)に、宇都宮市今泉町の宇都宮モノリスにて、関東信越税理士会栃木県支部様の健康セミナーが行われ、本会の大島謹一普及部長、田渕佳子女性部育成部長、ブログ筆者(学術担当:株木)が講師を務めさせていただきました。
関東信越税理士会 栃木県支部連合会のホームページ
この日のセミナーのタイトルはこちら。
「鍼灸について学んでみよう ~健やかさは最良の自己投資~」
ご参加いただいた税理士の皆さんは企業の経営者の方々とのお付き合いも多く、お金の活かし方についてもお詳しいことと思い、このようなタイトルにしました。
会場の宇都宮モノリスの様子です。
この日の会場は宇都宮市東図書館からほど近い宇都宮モノリス。
結婚式にも使われるところで、高い天井からシャンデリアが下がり、大きな窓からは燦燦と陽光が差し込むとてもきれいな会場でございました。
まずは参加者のみなさん、それぞれの体質をチェック。
手始めに簡単な質問をご用意して、それぞれの方に当てはまる不調があるかを確認します。
あてはまる項目の多い、少ないによって、東洋医学でいうところの、「気虚:ききょ」や「気滞:きたい」、「血虚:けっきょ」などの体質に該当するかがわかる、というミニゲームです。
皆さん、結構真剣に壁に投射されたスライドをご覧になっていますね。
「気:き」、「血:けつ」、「水:すい」の概念や、「経絡:けいらく」や「経穴:けいけつ」について簡単にご説明したところで、「エキスパートタイム」。
専門家の出番です。
デモンストレーションを行う大島普及部長。
手足の経穴(ツボ)の反応を確認しながら、パイオネックスという非常に短い鍼がついた絆創膏を用いてツボを刺激し、首や肩、腰などの可動性を見る見るうちに変えて行くというデモンストレーションを行ったのは大島謹一普及部長。
長くマラソン大会での選手のケアなど、スポーツ鍼灸の場に関わってきた専門家です。
殆ど見えないほどの小さな鍼の刺激で首の動きが変わると、会場の皆さんから感嘆の声が上がっていました。
続いて登場した二人目のエキスパートは女性部育成部長の田渕佳子理事です。
小児はりのデモンストレーションを行う田渕理事。
田渕理事は子どもさんむけの刺さない鍼の専門家で、大師流という流派を修められたエキスパート。他県からも田渕理事の施術を受けに多くの患者さんが訪れています。
子供さんのアレルギー疾患や心身の不調のケアなど、小児はりについての田渕理事の説明に多くの参加者の方が頷いて聞いておられました。
田渕理事が用いたのは、実は結構大きめの釘のような鍼だったのですが、デモンストレーションとして実際に田渕理事に腕などに触れられるとその優しい刺激に、みなさん次々と笑顔になります。
施術を受ける子供さんたちも、「手でなでているだけなんでしょ。」と思うくらい優しい刺激なんです。
お灸の説明のスライドを見上げる参加者の皆さま。
お灸の素材やツボの名前などのクイズで、一とおり盛り上がって、最後はセルフケアの方法のご紹介。
ツボ押しのご紹介。
お灸に適したツボなどもありました。
ツボの見つけ方や押し方をテーブルを回って説明する筆者。
皆さん真剣に聞いて下さっています。
サブタイトルの「健やかさは最良の自己投資」の意図について。
健康は損なわれてしまうと、ご自身やご家族の生活にもお仕事にも大きな影響を及ぼしてしまいます。
定期的な健康診断や人間ドックにかかっていただいたり、専門家によるメンテナンスを受けていただく。こうしたことにはそれなりにコストはかかりますが、それ以上のリターンが得られるのではないか、ということなんですね。
鍼灸のケア、とてもお勧めですよ。
とても華やかな会場と和やかな雰囲気で行われたセミナーに参加させていただき、私たちが日々ご提供している鍼灸施術のことや、東洋医学のことなどをご紹介させていただきました。
慣れない会場の雰囲気に少し緊張もしましたが、大変貴重な経験であったと思います。
こうした機会を与えて下さいました、関東信越税理士会 栃木支部連合会の皆さまに深く感謝します。
確定申告の時期など、税理士の皆さまには大変お世話になっています。
また、その時期には皆さまの心身にも相当なご負担がかかってしまっておられるのだろうとお察しいたします。
何かお力になれることがあれば、と思う講師3名でした。
それでは、また。
栃木県鍼灸師会のブログでした。