『スーパーサイズ・ミー』(アメリカ/2004年)
モーガン・スパーロック監督作品

訴訟大好き国アメリカでこんな裁判があった。肥満の少女2人が「自分達が太ったのはファーストフード会社のせいだ」とファーストフード会社を相手に裁判を起こしたのだ。結果は敗訴。しかし裁判長は判決の中で「ファーストフード店の食べ物が有害である事を立証できれば再審を認める」と。
その報道を見たモーガン監督は最高で最悪のアイデアを思いつく。
『僕を特大化しよう!(スーパーサイズ・ミー!)』
 彼は一ヶ月間「マクド○ルド」のメニューだけを食べて生活をするという実験を試みた。
ルールは4つ。
 1.マクド○ルドの店内に存在するものしかオーダーしてはならない(水も含む)
 2.“スーパーサイズ”を薦められたら断らない(Lサイズよりビッグ!)
 3.全てのメニューを必ず一度は食べる
 4.朝昼夜の3食残さず食べなくてはならない

実験開始時は健康そのものだった監督だが徐々に体に変化が・・・大丈夫か、監督!

 こいつはとんでもない映画です。よく映画監督が「命がけで撮っています」なんて言葉言うけれど、この映画はまさに命がけ。医者から「これ以上食べると命の保証は出来ない」なんてドクターストップかけられてしまいますから。それでも1ヶ月間やり遂げ、みごとにマクド○ルドはじめ「ファーストフードは体に悪い」と現代社会に警鐘を鳴らしてくれた監督は立派です。拍手。
 最初私が少女2人のニュースをTV聞いたとき『お前らの体の管理能力が無いからそうなったんだろ、ふざけんな!』と思いましたが・・・でもこの映画を観た今も変わりは無いかな。今の食べ物みな「一害あって一利あり」だと思う。ファーストフードは「安い・早い・うまい」が売りなわけで、映画の中でも「代償として健康を売っている」という台詞があった。そのとおりだと思う。それを納得・理解して食すべきではないのか?モーガン監督は自ら「食べ過ぎるとこうなるよ」ということを示してくれた。それでも頻繁にファーストフード店に通うというのならそれは店じゃなくて自分の責任。やっぱり自己責任なんですよ、ほんと。