現実は人の意識の数だけある。
100人の人間には100種の、
1000人の人間には1000種類の現実があり、
それはそれぞれ全部違う。
同じものを見れば、同じ現実を知った、
と言えるもんじゃない。
仮に、同じことを知ったんだ、と思っていると、
いつかどこかで、戸惑うことになる。
同じ山でも、見る方角が違えばその景色が違うように
同じ人を見る時でも自分の心持ちで、
自分が怒っていれば、その人が怒っているように見え、
自分が楽しければ、その人も楽しそうに
見えたりすることもあるから、「現実」も違う。
ただ、違うことばかりを意識しすぎてしまうと
相手が怖くなったり、伝えるのが面倒になったり
コミュニケーションがギクシャクしたり
生きにくくなるもの。
「現実」を押しつけなければいい、それだけのことだと思う。
だから、自分の感じたことを相手に伝えることも
自分の感性の「現実」を知ってもらう為にも
必要なことなんだと思う。。。