自分の職業はコックでした。
でしたというのは、今は、給食調理員だからです。
ホテルに勤めてた頃は、コックというものは
花形職で、それなりに鼻も高かったように思います。
フレンチも経験したことがあり、
ムニュ(メニュー)、ルセット(レシピ)、食材の名前くらいなら
フランス語で読み書きは出来ます。
でも今はそれもまったく必要がなくなりました
そんな給食調理員に導いてくれたのは
前の仕事からお世話になっているお師さんです。
お師さんは自分の父であり、先生であり
時には子供のようにパソコンの質問なんかをしてきます。
お師さんからは料理やデザートのことについて色んなことを教わりました
プライベートでも非常にお世話になってます。
そんなお師さんが今でもフランス語をつかって
料理の指示をしてきます。
周りの人はそのときポカンてな顔をしてます。
自分はまだまだコックの炎がくすぶっているんだなぁと思う瞬間です。
そのお師さんが今日、
この仕事に慣れても絶対染まるなよと言ってきました。
忙しかったので
深く、その意味を聞くことが出来なかったのですが、
いつか世の中の景気が良くなったら・・・・
そんなことを考えながらの一日でした。