tocchan.com blog -11ページ目

tocchan.com blog

tocchan日記

自分で考えて行動するのは自由のようで、とても難しいことだと感じます。
今回のテーマは「考え方」です。
色々な方向から考えることができれば、道筋も変わってくる。
現役を引退し、教えるという立場、視点から物事を考えると今までとは違うことが見えてきます。
そしてその「考え方」では全く同じ考えがないと思っています。
人それぞれ育ってきた環境などが違うことから同じようなニュアンスはあるだろうけど、全く同じとはなかなかなるものではないと思います。
自分が行き詰った時に、この考え方が方向性をわけると思います。
行き詰った時に諦める人。
行き詰った時に無理だと考える人。
行き詰った時にこっちからはどうかと考える人。
行き詰った時に人にアドバイスを求める人。
困った時、行き詰った時に人は変わると思います。
諦めてしまえばもうその先に道は見えません。
無理だと一度考えてしまう人は、道はあるかもしれませんが探すのが難しいかもしれません。
アドバイスを求める人はすぐに方向転換できるかもしれませんが、自分で考えることをしないとまたすぐに行き詰るかもしれません。
行き詰った時に色々な視点から考えれる人は自分の力もつき、人にアドバイスをもらうという選択肢に行き着くかもしれません。
もちろん物事には正解は様々です。
遠回りをするかもしれませんし、近道をするかもしれません。
ですが、結果が出た時でないとどれが正解かはわからないのです。
だからこそ「考え方」を学んで欲しいと思います。
僕自身はこのことになかなか気づくことができませんでした。
考えて行動するということは本当に勇気がいることだと思います。
自分が経験したからこそ、少しでも早く気づければそのあとの道筋は大きく変わると信じています。

今も人から教えていただき、日々学んでいます。
僕も成長します。
まだ結果がでることではないので正解はわかりませんが。
自分を信じて進むのみです。
選手引退を決めるのにも時間がかかる。
先日のプロツアー3戦目ダイナランドの大会で現役引退をしました。
今思えばあっという間で、13歳からスノーボードを始めて、14歳からアルペンスノーボードを始めました!
そして高校をスノーボード部のあるところを選び、16歳に始めて海外に行きました。
ニュージランドへ、そして17歳からはヨーロッパへ行き本格的に海外へ行くようになりました。
部活で18歳まで海外に連れて行ってもらい、16歳から世界ジュニアに出場して海外を早い時期に経験させてもらえたことが、本当に今となっては恵まれていたと思います。
19歳からはナショナルチームとして海外へ、個人的にも海外へ行きました。
そしてあっという間に31歳! 
現役引退を決意しました。
色々な方々の応援、サポートがありここまでこれました。
選手を続けることの難しさ、辞めるとことの難しさ。
一度は26歳の時に引退を考えました。 バンクーバーオリンピックがあった時です。
色々な方が背中を押してくれて、まだできることがあると思い再挑戦しました!
そしてソチオリンピックの30歳! 結果としては出場することはできませんでしたが、全てをやりきったと実感があります。
だからこそ引退を決意できました。
オリンピック後に引退とはならなかったか、悩んでいたからです。
まだ次の目標が定まっていなく、うまく自分の中で道筋ができてなくもう一年伸ばすことを決意したので今シーズンに引退となったのです。

そして次の目標が次世代の子供たちへの指導。
子供に夢を持ってもらいたいスポーツを通じて伝えたいと思います。
自分自身が学んだことを伝えたい。

この決意ができ、引退することができました。
そして今シーズンは選手の時よりも忙しくさせていだき本当に幸せです。
周りの方のお力添えがあり、少しずつ形になっていきています!
もう一つの夢、珈琲のお仕事をすることも少しずつ形になってきており
これもスノーボードをしていたからこそ、皆さんの支えがあり始めることができています。
これからが第二の人生!
人生は一度きり、しっかり一回の人生を楽しみ、自分自身ができることをやっていきます。

戸崎啓貴



そして現役最後のレースでイエロービブをきてスタートに立てたことは嬉しかったです。
ランキング1位が着るゼッケンです。
今回はいつまで?をテーマにしたいと思います。
この「いつまで」がテーマだと期限ともとれるかもしれません。
ですが期限ではなく、いつまでにこのトレーニングを終えるか、いつまでに優勝するか、いつまでに海外へいくかなど、自分に対してのプランニングに対しての「いつまで」をテーマにさせていただきます。
人それぞれいつまでやるかのラインは異なります。
ですがこのいつまでかのラインによって進化、進むスピードは大きく変わると思います。
もちろん自分で線を引いた以上、責任も生まれますし、危機感もでるのでいつまでにしっかりやる!と決めて進むことができると思っています。
「いつまで」というのも無謀なものではなく、しっかり自分のことを理解し設定しなくてはいけません。
自分なりに「いつまで」になにをするか、しっかり見極めて自分自身にも言い聞かせ、教えていきたいと思います。