春めいてきたと思った途端、
寒の戻りで雪やらみぞれやら…
そして今日のような小春日和。
まさに三寒四温ですね。
寒い寒い冬もあと少し。
冬の名残りにステキな絵本を紹介します。。。

『トムテ』
作:リードベリ
絵:ウィーベリ
訳:やまのうちきよこ
星が瞬き、しんしんと冷える真冬の夜、
ひとり眠らず、夜番をするこびとのトムテ。

食糧小屋、牛小屋、馬小屋…と見回り、

トムテを大事にしてくれている、主人夫婦の部屋を見た後は
一番の楽しみである、子ども部屋へ。

人はどこから来るのだろう…
そして、どこへ行ってしまうのだろう…
そんな疑問を抱きながら
ずっとこうして永い永い年月、見守ってきたトムテ。

トムテの疑問は解けないまま。。。

「あとがき」によると
トムテはスウェーデンの農家や仕事場などに住んでいるこびとで
小さくて、目立たないうえ、人がくると素早く隠れてしまうのでその姿をはっきり見る機会はないと。
何百年も生き続けて、その家の人々の幸せを見守っています。トムテを大事にすれば夜番をしたり、
手助けしてくれたり…
19世紀の詩人がつくった『トムテ』という詩に1960年に画家が美しい絵を添えました。
さぁ、春はもうすぐそこですよ♪