皇居・乾通り - 江戸城を巡る | 北条得宗家の鎌倉めぐり

北条得宗家の鎌倉めぐり

養老孟司教授の著書に書かれている医療や歴史の他に鎌倉散策の様子などを中心に紹介

 

天皇陛下、どうもお久しぶりです。そういう気持ちで向かった皇居。通勤定期はある。鎌倉近郊に引っ越してから横須賀線が中心となっている。横須賀線が大船から東京までの間に最も速度を出す区間は「大船~戸塚」「戸塚~東戸塚」「武蔵小杉~西大井」あたりになる。東海道線に乗り換える必要はない。行きたい場所に行くと未だ少年のようにワクワクする。最初の天皇に出会ったというシチュエーションは、一般参賀でも車列でもなくて、本当に出会ってしまった。品川に今現在もある水族館。名前が変わってしまったが、以前は「エプソン品川アクアスタジアム」と言った。高輪プリンスホテルでウロウロしていたら、あらかじめ報告されることもなかったので、本当の意味でバッタリ会ってしまった。お互い「ゲストです!」と紹介される。普段も仕事に行く時も基本的にラフな格好なので、たぶん皆さんの想像は全部、間違えると思う。そもそも突入した40歳にはとても見られないのだ。

 

【東京駅】

 

 

雨だったよ。東京駅の駅舎なんて関東に住んでいても見る人は少ないと思う。そのぐらいホームの中を歩くだけで済んでしまう。

 

【乾通り】

 

 

同世代が小栗旬や櫻井翔らの私。良い意味で少年の心を持ち合わせながらカバンを預ける。ボディーチェックを受ける。家なんかでは「警察官のオバサンがチェックしてたよ!」と言うことにしている。うちの母親が捻くれた私の性格をよく分かっているからこそ、あえて「若いオバサン?」と聞き返す。私が「(有吉弘行風)そう若いオバサン!ババア(爆笑!)」などと返す。台湾をルーツに持つ嫁はテレビでの野球の応援で忙しい。世界ランク1位の日本と世界ランク2位の台湾が直接対決して欲しかったようだ。そこかしこに江戸城の雰囲気を漂わせている。皇居というよりは江戸城に来た感じ。だから以前から思ってるんだけど、なぜ江戸城を復活させなかったのだろうか。桜と言っても日本ではソメイヨシノが綺麗だからこそバックに江戸城があれば演出力は完璧なはずなんだけど。そもそも大手町の高層ビルが邪魔。仕事で必要だと思いつつ、そこまで高くする必要ないでしょうに。東京が京都みたいであれば日本的になったはず。やはり太平洋戦争後すでにアメリカの影響は強かった。とはいえガイジンが来ているのは、やはりソメイヨシノの豪華さと儚さにあるのだろう。人工的に改良したから桜前線がある。これ自然的なら山桜みたいに綺麗ではない。私の側で差すから「cherry blossom」と答えると「beautiful!」と返って来る。どこ出身かを聞いたらオランダだと答えてきた。私はよくガイジンに声を掛けられるな~と思う。皆さんが私の正体を知らないって、そりゃあそうだ。そのまま、そっくり返してやる。アンタらみたいに自意識過剰な方こそ、よく分からん。陛下、千年前の祖先が、千年前の陛下に大変お世話になりました。藤原時平という不届き者がおりましたが、だからこそ私は讒言をあまり好かない傾向にあります。正直でいるのが理想。

 

【東御苑】

 

 

乾通りが初めてなんだから、たぶん初めてかも。コチラもまた公園なだけ。乾通りほど面白くはないな。カバンを出して女性警察官に見てもらう。やましいことなんてないんだからブツを出したら公務として勝手に見てもらって構わない。体温を測るのはオッサンだから警察官ではなく宮内庁の職員か、もしくはアルバイトなのかもね。ボディーチェックはこれまた女性警察官。自ら喜んで男にボディーチェックしてもらいたいアバズレ女なんていないでしょ。天守台は思ったより高いというか、それ以前に内堀りを見ようとすると怖いぐらい高い。そんな場所の橋を渡って、さらに石垣も高い。そんなに高くないという人もいるけど、この江戸という時代を考えれば充分に高い。全国どこ行っても石垣は、こんな感じ。江戸は本丸を豪華にするより、いかに江戸城に侵入されないかが目的だから名古屋城や大阪城や姫路城などより天守台はやや小さくても構わない。こういう美意識というのは感覚世界であり、言葉で説明が出来ない。そもそも私は説明が苦手だから書いている。説明が苦手な人にお世辞やゴマすりを要求するのでは話にならない。いい大人なんだから、そこは分かるはず。私がブログを起ち上げた目的なんて最初はない。皆さんのように褒められたい訳でもない。でも、せっかくだから見せるようにはしているけど、いかに自分を良く見せるか!まで行けば自己愛になってしまうだろう。さて大手門から抜けて、どうしようか?と考えてしまった。大手町のビル群をウロウロ通る羽目になり、駅に着いたら、お土産は「ひよこ饅頭」にするか「東京ばな奈」にするか。いいや、二つ買って決めてもらい、残った方を実家へ持っていくか。さらに帰りは養老孟司教授のマネしてホームでワサワサするか、それか「みのもんた」みたいに車内で新聞でも開いてやろうかと思って、東京から武蔵小杉までの横須賀線はいつも混んでるのでグリーン車に乗って帰ろう!と言ったら、嫁に余計な金使うんじゃない!と、どやされてしまった。こういう風に私でさえ生活面でも尻を叩かれている。物事は世間中心に考えるべき。