池田清彦「騙されない老後 - 権力に迎合しない不良老人のすすめ」(2021) | 北条得宗家の鎌倉めぐり

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養老孟司教授の著書に書かれている医療や歴史の他に鎌倉散策の様子などを中心に紹介

 

池田清彦だから購入した。例に漏れず罵詈雑言のオンパレードだ。新型コロナウィルス(COVID-19)は、分からないから新型なのであって実際にコロナウィルスなんて、そこらじゅうにいるんだよね。ただの風邪でもコロナウィルスから来ているわけだし。ワクチンはリスクが大きいね。

 

 

私も持病を抱えてリスクが大きすぎながら、やっていない。何でもかんでもワクチン接種ばかりに気を取られて副作用を忘れているわけだし。

 

 

要するに自然に囲まれた場所に行けばいいんだよ。嫌って人はいないでしょう。COVID-19なんて、いっさいないからね。鎌倉や箱根とかで。

 

 

悩む必要なんかいっさいなくて、老人だからこそ「今現在」を楽しむ権利がある。それは言えている。反対に言えば、65歳未満で未来を考えない奴ってアホだよね。選挙に行かないで文句ばかり言ってる奴。口で変わるなら、もうすでになっている。足があるんだから行けよって感じだ。

 

 

インターネットの情報に振り回される人が多いみたいだね。あんなのは、その人の単なる思い込みに過ぎないのがほとんどなのに。例えば子供がいるから良い親だってウソだよ。子供がいなければ虐待問題も起こらないわけだし。新型コロナウィルス(COVID-19)が猛威を振るい始めた時に、ウチの嫁の祖国(?)である台湾だってウソばっかり。ほとんどは中国本土から書き込まれているんだけど。蔡英文やオードリー・タンの方法論だって絶対に正しいとは言えない。どうせITは無敵だと思って、情報を出すぐらいなら構わないと…そりゃあ単純な知恵かもね。

 

 

 

 

ウチの嫁も台湾ではこういう喋り方。時折「みなさん」とか「開始(カイシー → スタート)」とか、分かる単語を拾うのみ。それでもちゃんと通じるよ。中国語なんて嫁に教わっても、ほとんど分からんし。言葉は人間世界で必要なんだけど、本当に重要なことは相手の顔を見て喜怒哀楽を読み取ることなんだよね。文法は漢文で習った「主語→動詞→目的語→補語」もしくは「主語→動詞→補語→目的語」で乗り切る。ウチの嫁が台北の街中で声を掛けられてなんだか色々と喋っている。最初にトゥエイ!トゥエイ!(うんうん、そうだよ)」と言って「ウォメン(我々は)」と。

 

 

 

 

人間なんか「きのこの山」でも食べてたって、ちょっと運動すれば痩せるでしょう。痩せすぎも実は良くないんだよ。贅肉と筋肉で臓器を守っているんだから。パンダなんて笹ばっかり食べてても体型太すぎるだろ。ホラホラ、シャンシャンなんてヨダレ垂らして寝てる場合じゃないんだよ。

 

 

そもそも他人の話を聞けない人はロクでもない。だいたい「興味・関心・好奇心」のない人が多いと言われるが、自己愛性パーソナリティー障害のタイプにモロに当てはまっている。それと無知なのをバレたくないので、他人の話を聞けない。相手に負けたくないというわけだ。それと「褒められたい」意識が強い人は他人の話を聞けない。他人よりも自分に対する評価が気になって仕方ない。集中力が散漫だというのは昔から言われているけど、実は、自己愛性パーソナリティー障害が主な原因により、他人の話を聞けない人という連中が圧倒的に多いわけだ。

 

 

オーストラリアやスウェーデンあたりなら、明らかにバカにしてくるよね。日本人は考えを持っていないのかって、思われている。自由の意味を履き違えたバカが多いって言われるけど、実際マスクをして真面目なの当たり前なんだよ。アメリカを見たってマスクをしていないのはトランプ信者の一部であり、ほとんどの人がマスクをしていないわけではない。ブラジルあたりだってきちんとマスクをしている人はいる…それと同じ。

 

 

世の中、新型コロナウィルス(COVID-19)を「若い人が外出しているからだ」という風に煽った風潮を、養老孟司『バカの壁』(2003)のように、冷静に「検証の必要性アリ」と分析したのはCBCの『ゴゴスマ』とTBSの『Nスタ』だけだったというしね。私が購読する東京新聞(中日新聞)でも「名古屋のモンロー主義」と呼ばれるだけあって、事実を検証する必要アリとの見解が示されていた。だいたい不要不急の外出しまくっている人なんて一部なんだよ。そこまでワガママ言うなら、小学校・中学校・高等学校のすべてを、休校せざるを得ず、会社も20代~50代まで在籍しているわけだから、コチラもロックダウンしなければならない。だいたい渋谷・新宿・品川あたりだけでなく新橋や銀座なんて一体どうなんだ。

 

 

池田清彦が言うように確かに、アスコムから出版された近藤誠『医者に殺されない47の心得』(2012)と文春新書の近藤誠『がん放置療法のすすめ - 患者150人の証言』(2012)は極論である。池田清彦はこうやって養老孟司教授の知人であり、だからこそ近藤誠医師の知り合いでもあるから、取り敢えず読んでみたんだろうけど、本気で信じているわけではない。人の話は耳を傾ける必要があるけれども、心酔しろ!などとは言っていない。池田清彦は健康診断に行かないらしいね。面倒くさいもんね…緑内障の治療なんか目薬だけで済んでいるわけだし。

 

 

だいたい人間関係は深入りせず、しかも上辺だけで、って基本的な考え方は出来ていない人があまりに多いんだよ。話をしっかり聞いて鵜呑みにしない、というのが、今現在の日本人にとって苦手なこと。インターネットなんて一人のターゲットに絞ってるでしょう。良いモノではないし。

 

 

そこまでAI化を目指しておいて「世界に一つだけの花」も「オンリーワン」もクソもない。そんなに女性に相手してもらいたいならセックス・ロボットだってアメリカで開発されている。さらに言うとSMモードにも出来るからね。お尻ペンペンしたい淫乱野郎共や女王様に叩かれたい変態ジジイ共にとっては最高なんじゃないかな。だから生身の人間を相手にしなくたっていいんだよ。別に風俗なんか行かなくたって、満足できるから。

 

 

そこまで長生きしたいならホッキョククジラになればいいんだよ。268年も生きてるんだから。アジアゾウがせいぜい80年で、ガラパゴスゾウガメが175年だから、やっぱりホッキョククジラだな。人間なんて生物学的に38年しか生きられないらしいよ。122歳のフランス人に追い付くには、さらに23年必要かもね。バアサンが長生きで、ジイサンでも116歳とかだから。バアサンの2位はアメリカ人の119歳。やっぱりババアしぶとい。

 

 

私も「高血圧」と「アトピー性皮膚炎」があるけれども、老人の高血圧は病気ではないし。老化すれば血管が脆くなるの当然でね。膝だって酷使すれば痛いの当たり前。池田清彦の知り合いなんか70歳過ぎて膝を酷使しすぎたために手術する羽目に。外出もほとほどに。そして人付き合いもほとほどに。別に他人を負かす必要はない。昔からマウンティングするアホ共はわんさかいたけれどもそれこそまったく意味はない。

 

 

だいたい看護師だって、すべてが新型コロナウィルス(COVID-19)の患者を看ているわけではないし、私のサイトを読んでいない人は自分の頭の中でテキトーに思い浮かべているだけだから、自分は差別していないつもりが、実はそれが差別なんだよ。重症病棟は全員が充たるわけではないし、そもそもただ単に看護師資格を持っているだけではICUなどの重症病棟に入れるわけではない。ウチの嫁は違いますから。

 

 

池田清彦が養老孟司教授と共に昆虫採集に行っていた時。2021年時点より20年以上も前のこと。65歳の養老孟司教授を老人だと思っていた池田清彦は、自分が73歳になって、歳を重ねた思いを噛み締めた。悪いこと言っちゃったな~と思ったらしい。人間はたいてい、そういうモノでね。自分がなってみないと分からないことも少なくないんだよね。現代人って口ばっかりなんだよ。悔しかったら、やってみろって。そういう理由もあってか、70歳の喜寿記念に昆虫採集に行ってみたら、逃げられたんだとか。膝が痛いし、追い付かない。山登りも杖がないと歩けないけど、しばらく経つと貸し出し用の杖が邪魔になる。み~んな苦労して、生きているんだよ。それなら「長生き=幸せ」と必ずしも言えないよね。

 

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