とぶくじら名東教室でのこと。
体験レッスンに
3歳の女の子がやってきました。
音楽がなるたび、
自由に踊る彼女に、
お母様も笑顔でした。
時々、話しかけにいくと、
キャッと言って、
逃げていきます。
私はニコニコ見守りながら、
自由にさせてあげてね、と、
お母様に伝えました。
そこで
みんなで振付している曲に、
彼女の踊りを少し入れました。
みんなで踊る振付を
一緒にはしていませんが、
曲がなれば一緒に踊ります。
参加しているみんなも、
無理に引き入れようと
近づいたりもしません。
お互いがチラッと目を合わせながら、
ゆっくり距離を縮めていきます。
休憩時間になると、
ちょっと無口で
練習の中で踊り疲れた小6の男の子が、
一緒に絵本を見ていました。
彼も初心者で、
とぶくじらに来るとまだまだ
緊張していて、
くたびれやすいところに、
ちょうどいい場に彼女がいたのです。
レッスン中盤で、
みんなで自己紹介をして、
私が彼女にもふると、
キャッキャッとみんなの輪の中で
何かを言って、
すぐに会場の外に飛び出して
またすぐに帰ってきました。
あ、みんなの仲間になったんだね。
嬉しい瞬間でした。
帰り際、いったん帰ったはずの彼女が、
片付けをしている私の元へ
戻ってきました。
「わたし、
ここが好きになったから、
また明日、来るね!」
みたいな感じのことを言ってくれました。
それが言いたくて、
お母様の手を引き、
戻ってきてくれたようです。
誰かや何かを好きになったんじゃなく、
とぶくじらの空間を好きになってくれたのが、
私はなにより嬉しくなりました。
みんなから発するあたたかな空気で、
中学生までいる異学年の空間で、
3歳さんがワクワクした気持ちのまま
くつろげるなんて、
こんないい環境はありません。
みんな、ありがとう😊
ほかにも
新しい子たちは積極的に
セリフや振付アイディアを出して、
「明日にでも本番したい!」なんて声も。
以前からいた子は、
私の無茶振りに
できることは協力してくれて、
嫌なことには、
ちゃんと「嫌だ」と言ってくれる。
そしたら、
新しい子も、
嫌な時には気持ちを伝えられるようになります。
素敵な場になって、
みんなに感謝です。