歌を歌うことは、
リズムやメロディを感じる
音楽脳である左脳と、
歌詞を理解して、
あるいは音楽の構造を学んだ
理論を司る右脳の
両方を使います。
そして、
感情を体を通して表現した歌は
記憶に結びつき、
深く心に刻まれます。
子どもの頃に覚えた歌は、
大人になっても
案外、歌えます。
私はミュージカルで
毎年たくさんの歌の歌詞を作りますが、
一年終わって作品が終わると
忘れてしまいます。
だけど、子どもの頃、
師匠のミュージカルで歌っていた歌は、
今でも鼻歌になってふいに飛び出します。
師匠が優れた作詞家なのは
もっともですが、
こないだ、
とぶくじらの中学生が、
6年も前に私が作った歌を
友だちと歌っていたのを聞いて、
子どもの時に出会う歌って大事だなと
改めて思いました。
先日、
私のよく鼻歌で歌う歌を、
友だちが無意識に覚えていて、
気がついたら一緒に歌っていて、
それはとても嬉しかったです。
とぶくじらのミュージカルの
舞台監督さんやスタッフさんは、
稽古見を一回して、
リハから参加なのですが、
本番の頃には一緒に歌ってくれています。
これもまた、とても嬉しいです。
共通の歌があると、
心が重なって、
心地いいな。
歌っていいな。
そんな気持ちもこめて、
私はミュージカルのアンコールには、
毎年、同じ歌で踊ります。
昔、とぶくじらにいた子も、
今、いる子も、
これから、やってみたい子も、
みんなにとって、
心を繋ぐものになりますように、と。
ミュージカルのチケット販売は、
2/1の16:00〜です。