あけましておめでとうございます。
元旦、
朝日を見に行きました。
寒い中、
まだかなまだかな、と
仲間と言い合いながら、
その瞬間を待ちました。
お日様相手では
急かすこともできません。
ただただ
その時を待つ。
ほの暗い空が
少しずつ明るくなり始め、
お日様が顔を現したら…
圧倒的な光が
あふれました。
今の今、
そこで、
ただ
ゆっくりと
昇りゆく太陽。
すごいなあ。
言葉少なく、
感じてることはそれぞれ違っても、
一緒に来た人も、
たまたま居合わせた知らない人たちも
共にいる人がいて、
共有した時間はかけがえがないものでした。
人間はつい、
頭で考えて、
今、何ができるかな、
どうしたらいいかな、
何がダメだったんだろう。
いつ、動けばいい?
もう、無理なんだろうか。
今からできることは?
どう変わればいい?
そうなるには、今、何したらいい?
たくさんたくさん、
考えても考えても、
できないことや、
取り戻せないことや、
過去に起きたことや、
まだ起きていない未来に、
悲しんでしまう。
でも、
お日様の圧倒的な光は、
ただ、
ここにある。
そのすごさを教えてくれました。
その存在が、
ただあることで、
共有できるあたたかさがある。
それ以上でもそれ以下でもなく、
変わるとか変わらないとか
そういうことの前に、
「ただ、ここにあること」
のもつ、
圧倒的な尊さ。
そんなことを感じる場面があれば、
人は過去や未来に縛られず、
それゆえに起きる不安や葛藤とか
たくさん苦しむことを超えて、
今があることのすごさを、
実感できるのかもしれない。
***
私は、
とぶくじらの活動を通して、
子どもと出会い続ける人生を歩んでいます。
出会った子たちと、
今の今、
圧倒的に共に生きる時間を
大切にしたいと改めて思いました。
そして、
私と出会ってくれた
子どもだけじゃなく、
周りの方々とも、
今の今、
出会えているという、
圧倒的な事実を大事に、
生きていたいと思います。
夜明け前、
寒くて、辛くて、動けなくて、
時が来るのを待つしかない、
どうしようもないと思える中にしかない、
研ぎ澄まされた冷えた時間を過ごすから、
気づける光もありますね。
今年も、よろしくお願いします。