悩む時に悩んで、進め | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。



私が指導にたずさわっている

小学校の本番が近づいてきました。


私が指導し始めて、

20年です。


自ら考えて、行動する勇気を。

自主的に参加する喜びを。


学校の活動という枠を

いくつも超えるかのような、

全校生徒60名くらいで取り組む

ミュージカルの時間。


今年は、オリジナル作品で、

先生が子ども一人一人の個性を、

作品に盛り込んで脚本を書いたから、

みんな最初からワクワクで、

全身全霊で練習に取り組んでいました。


だいぶ形になってきたら、

私からの指導を受けても、

心も体も頭もフルに使って表現しています。


先生方も、

フル回転で指導だけでなく、

子どものケアやトラブル解決、

音響や装置の点検、

授業準備など…


本当に忙しく、

でも、決して子どもをおざなりにせず、

大切に動いておられました。


私はその中で、

少しゆとりがある立場です。


いきいき表現できるよう、

盛り上げるのはもちろんですが、

いきいき表現できていない子の

心にそっと寄り添いに行くことも

大事にしています。


表現に夢中になれない時には、

出せない気持ちがあるから。


その気持ちが

あたたかく、柔らかくなれば、

また、表現したくなります。


今日も数人に寄り添い、

声をかけにいきました。


私は外部講師だから、

詳しい状況はわからないし、

悩みを深く聞く時間もありません。


でも、

ボディートークをベースとした

体ほぐしをしてきたおかげで、

悩みの形だけは感じられます。


どこに理由があるか、

なにが原因か、

そりゃあ、

いろいろありますが、

それは時に成長痛だったりもします。


だから、

細かく聞かない人がいるのも、

大切かもしれません。


私は深くは聞かず、

心に届くよう、

あたたかくふれ、

柔らかく声をかけるようにします。


ポロリと涙がこぼれたら、

心は大丈夫。


気持ちを出そうとする働きが

起きているから。


誰かが涙を流すと、

先生方が次々と心配して、

私に様子を聞いてくれました。


愛があふれた空間ですね。


心配してくれる人が

そばにいるなら大丈夫。


人生には、

悩みながら、

乗り越えるべき時があり、

それを超えるから、

大切な何かに気づけたり、

成長できたりします。


悩む時に悩んで。


そして、

前に進める時が来たら進もう。

私も、

周りの先生も、

友だちも、

そばにいるからね。