理解してくれる人、してくれない人 | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。



生きていると

いろんなことが起きます。


とても辛いことがあって、

つまずいてしまうこともあります。


立ち止まってしまうこともあります。


心を育む子どもミュージカルの指導をし、

体と心をほぐすことを大事にしているから、

学校が辛くなってしまって、

心が苦しくなった子どもたちの

相談を聞くことがたくさんあります。


お母さんと子どもと、

ほぐしながら話を聞きますが、

私が大切にしている順番があります。


①まず、

あたたかく心と体に細やかに寄り添い、

どこに心の傷があるか、

どのくらいの傷か、

一緒に話をしながらみていきます。


②次に、

傷を癒すためにどうしたらいいか、

その一点に集中して話をします。


1回目はこの辺りまで。


そこから、数日あけて。


③傷が癒えてきたら、

他に傷がないか、よく確認していきます。

そして、

傷があれば、

どうやって傷になったか、

どうしたら癒えるか考えます。


解決するには、

傷が癒えていることが大事だからです。


④楽しいことや、

嬉しくなることをたっぷりと。


休憩が進んだら、

嬉しくなることをして、

心に弾みをつけていきます。


⑤傷が癒えてきて、

だいぶ元気を取り戻したら、

客観的に出来事を見ていきます。


世の中には、

自分を理解してくれない人も、

自分に意地悪する人も、

優しくしてくれない人も、

いっぱいいます。


でも、

理解しようとしてくれる人も、

見ていてくれる人も、

待っていてくれる人も、

愛してくれる人も、

実はいっぱいいる。


そういう大切にしたくなる人を、

探せたり、

見つけたりできたら、

もう大丈夫。


人はがんばれるものです。


大丈夫。


立ち止まっても、

つまずいても、

時間がかかっても、

立ち上がって進めば、

違う景色が見えてきます。


理解してくれない人は、

たくさん説明しても、

きっと分かってくれないでしょう。


もしかしたら、

分かってくれる人は、

たくさんいないかもしれません。



でも、1人でもいたら大丈夫。


いないって?

ちゃんと、探した?

誰かに自分を分かってもらおうとした?


もしかしたら、

理解してくれる人は

親じゃないかもしれない。


それは

ちょっとだけ悲しいけど、

そういうこともあるよね。


でも、分かってもらうには、

伝えなきゃダメだし、

伝えることを諦めちゃダメ。


同じ人で頑張り続けず、

伝える人を変えてみて。


すぐには無理かもしれないから、

時間をかけてやってみよう。


私が相談を聞いた子たち、

それから、

苦しくて辛い子たちが、

自分を大事に思ってくれる人の存在に気づいて、

勇気を出して

社会で生きていけますように。