あけましておめでとうございます。
いよいよ2024年の幕開けですね!
私は辰年、年女です。
そして、
今年度の子どもミュージカル作品は、
『西遊記』。
龍がふんだんに活躍するよう、
作品を作っています。
正直言えば、
意図していなかったけど、
よくよく考えると、
辰年に龍が活躍する作品とは、
なかなか縁起がいい、と、
年が明けて思えています。
悟空が本当に大切なことのために
力を使うならば、
我々は力となろう。
龍王はそう悟空に告げ、
悟空が仲間を助けたいと
本気で立ち上がった時、
助けにやってきます。
山を動かし、
地を沈めます。
その勇ましい龍の動きを通じて、
子どもたちの意思が働いた時に、
世界がほんの少し、
よくなるために動くと伝えたくて。
人智を超えた力は、
いつも私たちを
見守ってくれているかもしれない。
信じれば救われるばかりではありません。
どうしようもない出来事に
苦しむこともあります。
それでも
大切なのは意思を持つ。
信じるものに祈りを捧げて、
できることをする。
信じたものに、
届く何かがあると信じて。
***
元旦の日から、
地震が続いています。
私は初詣の列に並んでいました。
鳴り響く警戒のアラーム。
揺れる地面。
周りの方々の動揺した声。
隣で並んでいた人は、
しゃがみこんで、
恐怖していました。
名古屋ではそれで地震は止まったけれど、
現地の方は、
まだ余震が続く中、
怖い思いをしているでしょう。
どうかご無事で、と、
願うばかりです。
これ以上、被害が広がりませんように。
一人でも無事でありますように。
早く地がおさまりますように。
被害が広がりませんように。
何か大きな出来事が起きた時、
動ける人は動くことができます。
能力や今いる場所、
役割などさまざまですが、
動くことは出来ないけれど、
何かしたい思いがある人もいます。
私もその一人です。
そんな時、
私は深く祈るようにしています。
祈りは届かないかもしれない。
困っている方々の
なんの足しにもならないし、
地震を鎮める力にはなりません。
でも、届く何かがあるかもしれない。
できることをしたい意思を
祈りに託します。
どうか、
現地の方々が
少しでも心穏やかに過ごせる環境が、
用意されますように。
深く、
無事を祈ります。