笑う、笑う、笑う! | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。




人は誰しもその人にしかない
素晴らしい能力があります。

それをわたしは
魔法の力だと思っています。

小さい頃、その力は
使い方がわからなくて、
周りをビックリさせたり、
迷惑かけたり、
ややこしくなったりしますが、
ちょっとずつ
使い方を学んでいけば、
それは幸せの魔法になります。

でも、使い方を悪い方に使えば、
悪の魔法にもなります。

子どもミュージカルを指導しながら、
その一人一人の魔法の力の
発揮の仕方を伝授するのが、
私の仕事と言っても、
過言ではないかな。

私は多動児っぽい子でしたから、
いつもキョロキョロしてばかり。

落ち着きはなく、
声がでかく、
じっとできない。

それは、今も
その傾向です。

おかげで、今は、
子どもたちが大勢いても、
バラバラの動きが見えています。

いっぱいやることがあって、
毎日、変化にとんでるミュージカルの仕事は、
なかなか、私向き。

じっとできないからこそ、
子どもとはしゃぐのも大好き。

ありがたい能力になりました。

今日は、
午前中の役の一人一人に、
なぜ、
あなたにその役をしてもらったかを
魔法の力として伝えました。

今回、
薔薇の女神役をしてもらう女の子たちは、
周りの子よりちょっと成長が早く、
同世代が子どもっぽく見えて、
合わせるのに疲れていたり、
うまく合わせられていなかったり、
そもそも合わせていなかったり…
そんな子たちです。

周りが見えているからこそ、
今回はその能力を、
ベルや野獣の人生を動かす
魔法のベルにして
鳴らしてもらいます。

成長が早いからこそ、
日常では頼られたり、
期待されてたくさん仕事が回って来たり、
学校では、
大変な役割を担いがちな彼女たち。

優しいからこそ、
小さい時から引き受けて来ているから、
大人の意図が見えて、
高学年くらいからは
素直になるのが難しくなります。

だからこそ、
全体を見て、
人生が変わる瞬間に、
ベルを鳴らす音に、
こだわってほしいと伝えました。

「私は優しくないよ!」と、
豪語した女の子。

それは、優しさを
期待されたくないからでしょ?

あなたの鳴らす
ベルの音はすごく優しいよ。

最初はふりかけをかけるような、
ガチャガチャした音が、
それを説明したら、たちまち、
みんなを包む
優しい音に変わりました。

そんな話をして、
あとはみんなで
笑う、笑う、笑う!

こんな時期だからこそ、
楽しい時間を。

あたたかな笑いを。

新しい未来へ!