声の力に元気をもらう | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。


朝の散歩は
三日坊主で終わってしまいました。

最近は、
朝が寒くて布団から出られない…と、
時間ギリギリまでもぐってしまいます。

で、運転不足解消に、
今日はミュージカル後、
夕方の散歩に出かけました。

坂を登って、
平和公園の中を歩くのが
私の好きな散歩コースですが、
その途中に、
60年代アメリカンファッション的な、
ヴィンテージの服を扱っていそうなお店が、
今年の6月くらいに出来ていました。

衣装のデザインに悩んでいる私は、
服のインスピレーションを得ようと、
店に入りました。

ユーズド品と、
その時代に作られた新品と、
自社製品を置いているというお店。

お客のお兄さんも、
すっごいオシャレさん!

それに比べて、
恥ずかしいくらいの
お散歩ファッションの私。

ポケットに、
携帯と鍵とマスクだけ。

普段はオシャレなお店だと、
着ている服見て接客されるから、
(そりゃあ、もう、顕著ですよね!)
声、かけられないかと思いきや…

ダンディなお店のおじさまが
私を見るなり、
お店のコンセプトや
商品愛を語ってくれました。

40年以上、
別の場所でお店をやっていて、
最近、移転してここにきたそうです。

その人柄のあたたかさに、
なんだか居心地がよくなって、
つい、トレーナーを手に取ると…

今度はその奥様が
ステキな笑顔で引き続き
接客してくれました。

その優しい笑顔と声の熱量が、
本当に心地よくて、
ついつい試着。

でも、
「無理に買わなくていいですよ」と、
心から言ってくれたから、
逆にその優しさを持ち帰りたくて、
私はお金を取りに帰って、
トレーナーを買ったのでした。

お店に戻って、
ダンディなおじさまと
しばし、引き続きおしゃべり。

せっかくだから、
他のものも見てみることに。

ユーズド品って、
着ていた人の思いが残っている気がして
少し苦手と話すと、
「今にはない品質の良さがあるんだよ」、
「こういうの似合うよ」と、
カウチンセーターを見せてくれました。

(カウチンセーターとは、
雷鳥とかイーグル柄の
太い毛糸で編んだセーターのこと)

すごい、あたたかい…
しかも、かわいい、
そして、
しっかり作り込まれてる!

衣装作りを始めて以来、
手や気持ちがかけられた服には、
力がある気がする私には、
魅力的な逸品でした。

そして、ユーズド品。
大事に着てもらっていたんですね。
手入れもたくさんされて、
店頭に並んだのでしょう。
すごく保存状態もいいのです。

なかなか値段も高くて
即決できずでしたが…

そのお店のご夫妻の
好きなものを語る声の力に、
ステキな思いがあふれた品物に、
パワーをもらえたお散歩でした。