そこにあるのは「時間」 | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。


次々に今年度最後の
とぶくじらの練習が終わっていきます。

みんなと次はリハで会おう!と、
最後に話しながら、
今までの時間に想いをはせます。

昨年、突然のコロナ騒動で
上演は中止に。

今年度も迷いながら、悩みながら、
でも、子どもを元気にする場が
必要だと続けてきました。

それでも、また、
公演できなくなったら?

怖くなる夜もあります。

でも、昨日、
ふと気づきました。

私と子どもたち、
そして
一緒にたくさん関わってくれた保護者の方、
あるいは、
観に来れないけど、
子どもたちに記念品を作ってくれる仲間、
とぶくじらのスタッフをしてくれる友、
舞台に一緒に向かってくれるプロの方々、
それから
応援してくれる方々…
みんなの間には、
本番に共に向かい、
培ってきた「時間」という
財産があるんだな、と。

それは、本番一瞬の輝きのためだけど、
でも、過ごしてきた全てが
すでに大きな輝きだな。

今までも、
毎回毎回が楽しい本番!
と、いっていましたが、
そう思えない日もあります。

でも、それめふくめて、
一緒に過ごした時間って、
すごい光だなと思うのです。

仲間、家族、チーム…
そんな言葉で決めるような
何かになるためじゃなく、
共に時間を過ごせたことが、
すでに奇跡の時間なんですね。

出会えてよかったばかりの人たち。

さあ、今日が今年度最後の練習日。

ゆったり、あたたかく過ごそう。