喜びをはじけさせて | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。


今日は大阪の小学校で
ミュージカルの指導をしてきました。

コロナが広がってきていますから、
慎重にルールを守りながら、
でも、楽しさの火を消さないように。

こどもたちは、
喜びの中にいれば、
たくさんの創造性を働かせて、
積極的に取り組みます。

今日は各場面の歌に
振付をしましたが、
次々に面白いアイディアが出て、
一瞬にして豊かな振付になりました。

それを練習して、
再度、新たな創造性で豊かにふくらませ、
新たな振付に進化させていく。

そこには、
たくさんのドラマが輝きます。

『美女と野獣』に取り組んでいて、
村のみんなが、野獣をやっつけようと
立ち上がる振付の中、
一年の女の子が、
「私は野獣の味方だから」と、
踊りを嫌がりました。

「じゃあ、みんなに怯える演技は?」と
提案すると、
「違う!
私はみんなに怒っているの!」
「だから、睨む!」ですって!

素晴らしいことではありませんか。

自分がどんな気持ちで、
そのシーンに立つかを、
自分で考えている。

意志の力、
伝えたい気持ち、
素直な心、
彼女はたくましい顔で演じます。

多学年と一緒の踊りでも、
高学年はミズカラ
リーダーとなる子が現れ、
それに憧れる低学年の熱い眼差しがあり、
自主的に練習を深めていく子もいる。

振付に対し、
自分は好きと思うか、
やりたくないか、
言えばその意見を取り入れ、
でも、シーンに反していれば、
納得して受け入れてくれるまで
解説していく。

ミュージカルの中で、
みんなが「生きてるって楽しい」を
実感できる。

コロナ禍で、
楽しいことをみんなでやることは、
具体的にも難しく、
気持ち的にも自粛気分になりがちです。

私はだからこそ、
一番元気を燃やし、
こどもたちの前で、
「楽しむことをやめないで。
楽しむことが、
よりよく生きる道だから」と、
伝えていたいです。

テンションをあげて指導した帰りの
疲れた心に、
名古屋駅でライトアップされたツリーの
華やかなキラキラが飛び込んできました。

帰り道の通りがかりの洋服屋さんで
白のニットを買いました。

胸ポケットには、
こどもにもらった今日のワクワク。

よし。

元気になれる道は、
まだまだたくさんある。