それぞれの成長はめざましく | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。


こどもミュージカルの公演が
だんだん近づいてきました。

練習もあと2回になって、
今日は気合いが入ります。

セリフをただ言うんじゃなく、
なぜ、その言葉じゃなきゃ
いけないのか。

こどもたちに話をします。

人が言葉を選ぶ時、
そこにはその言葉を選ぶ理由があります。

日常はごちゃごちゃしたものがあるから、
それが全てではないけれど、
台本の言葉は考えて作られているぶん、
ちゃんと意味を持っています。

作者がそれを意識したか
無意識だったかはありますが。

まんじゅうを盗んで
みんなに追いかけられて、
追い詰められた猪八戒は
そのまんじゅうを
パクッと食べてしまいます。

「もうないよーだ!」と
そのあと言うのですが、
猪八戒の役の子が、
「もう食べちゃったよ〜だ!」
の方がいいんじゃないかと
アイディアをくれました。

しばらくそれでやってきて、
なんだか違和感があり、
他のチームの子が「もいないよーだ」と
言うのを聞いて
ピンときました。

私は無意識に
猪八戒は都合が悪いと嘘をつくことを、
この場面で見せたかったんだと。

それを話すと
その子も納得。

やってみて、
作品の味わいは
深くなります。

強いものに巻かれて、
時には妖怪も味方しちゃう
土や金や木の神様。

悟空に
「どうして悪党の味方してんだよ」と
聞かれ、
最初は「だって…」と言い訳で、
すると二人目が「だって、だって…」を
ふざけて言います。

ああ、この神さまたちは、
そもそも誰かの味方なんてしてなくて、
その時その時、
都合のいい方に
気楽についていってるんだな、と、
改めて演技を見て実感しました。

今年のテーマは、
みんなそれぞれわがままで、
それが大事ってこと。

その間で全てをこえて、
自分の思いをとげていく物語。

こどもたちが体現してくれているのは、
なかなかの見ものです!  

名古屋市昭和文化小劇場
(公共交通機関でお越し下さい)

チケットは、一枚500円。
3/1(日)14:30〜第3公演あと少し、
3/1(日)17:30〜第4公演はまだあります!

ぜひ、いらしてください。

来年度の募集は、
公演終了後からチラシが配られ
3月中旬にスタートです。

チケットご希望の方は
メールをくださいね。


tobukuziraworks@yahoo.co.jp