気持ちを育てる歌と気持ちを代弁する歌 | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。


こどもミュージカルには、
たくさん歌が出てきます。

私は歌を作る時、
こどもが何度も歌うことになるから、
歌うことで気持ちが育つ歌詞を
心がけてきました。

未来を夢見たり、
自分を信じられたり、
生きてるっていいなと思えたり、
応援してくれる人が
いることを感じられたり…

でも、今年、
『西遊記』の作品を作るときに、
もう一つ、
こどもの気持ちを
代弁する歌を作りたいと思いました。

そこで、悟空が観音様に歌いかける
「ボクは可愛くない子」という歌と、
ヤンチャなこども妖怪が、
自分の中の衝動は、
湧き上がるから止められないんだという
歌をつくりました。 

こどもたちは、
この二曲が大好きです。

🎶 じっとなんかできない 🎶

♬  こぶしをあげろとさけぶ
  オレの体の中から
  強く湧き上がる力
       今、立ち上がれ  ♬

🎶 どんなにオレが頑張っても
   何かがあるたび オレのせい 
   ほかの理由もあるはずさ 🎶

♬   ホントは オレだって
  褒められたい 
  認められたい 
  甘えたいよ  ♬

こどもたちは、
自分のことのように歌います。

親は我が子を思い、
一生懸命、子育てしています。

こどもにだって
それはよ〜く分かっています。

だから、普段は
そんなこと言わないけど…
それなりに本心はあります。

だって、お母さんとは、
違う思いを持っていますから。

ミュージカルの歌にのせて、
たまには、それを出してみてもいいよね。

わかってくれてないの?
と、親を責めるためじゃなく、
たまには、
本音を表現に混じらせて出していいよね、と、
思います。

私はそんな、
優しいこどもたちの気持ちが、
少しでも楽しくなれたらと、
思っています。