お互いの今を逃さずに | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。


最近、嬉しかった
こどもミュージカルでのあれこれ。

こないだ私が
代役もしながら演技指導していたら、
付き添いの2歳ちゃんが
私に飛びついてきて、
「おはなし、おもしろいね!」って
言ってくれました。

内容の区切りが良かったから、
定時より2分早く終わったら、
「え〜、もっとやりたいのに!」と 
文句言ってくれた2年生ちゃん。

来る途中に
とぶくじら仲間と出会い、
競争してきたって
息を切らした2人の女の子。

「嬉しくて、走ってきちゃった!」と。

悟空が嬉し過ぎて、
自分の出番じゃなくても、
歌から演技から、
全部やってくれる6年生くん。

「オレも一緒に歌っていいよねっ」
と、ソロに苦戦している悟空の
別の子に寄り添う優しさ。

仲良し過ぎて、
ケンカのシーンに戸惑っていた
悟空と八戒役の2人。
こないだは、わりと本気に
ケンカの演技をして、
後で笑い合っていました。

なんだか固い顔した年長さん。
休憩中に背中をほぐしたら、
すごくがんばって緊張していた跡の
まだドキドキした背中。

お母様に聞いたら、
実は幼稚園の運動会で
台に乗って体操をしたそうです。

まだ緊張がとれてないくらい
頑張ってやったんだね。
えらかったね!
でも、疲れちゃったね〜と言うと…
お母様はホッとしたようで涙がポロリ。

本人は急に緊張がとけたら、
ヤンチャしたくなったようで、
みんなに混じって
妖怪の代役をしている私を
ポカポカ蹴ってきました。
発散する方に気持ちが向いたら
もう大丈夫!

小道具に使ううちわが欲しいと
Facebookで呟いたら、
たくさんの保護者から連絡が!

あっという間に
集まりそうです。

今を大事に、
今を逃さず、
とぶくじらを進めたい!

こどもの気持ちを
でっかくふくらましたいのです!

な〜んて言ってますが、
今日は音響機器の不備で
音がうまく出なくなり、
練習でほとんど音楽が使えず💦

小4女子が、焦る私に
「先生、顔が鬼になってるよ」

あ〜、やってしまった…
誰かを怒ったりはしてないけど、
練習の空気はまとまらず、
やりたい内容は進まず、
声をかけたかった子にかけられず、
みんなの大事な時間を
上手く活かせなかったです。

でも、みんな寛大でした。

「なれないiPad使ったし、
仕方ないよね〜」

「まっ、そのうち、なれるから」

「最後は音がなってよかったね〜」

私の不調に、
抜けてる役を率先して引き受けてくれたり、
場を盛り上げてくれる中学生たち。

不調な練習にも文句言わないみんな。

歌声で助けてくれた姉妹。

でも、なにより、
私に「顔が鬼になってるよ」と
言ってくれた子に感謝です。

自分のことは気づきにくいから。
自分では切り替えて、
平静を装っていたつもりだったから。

ミュージカルの荷物も
練習後に
みんなが運んでくれて、
私に今必要なことを、
一緒になってやってくれる。

いい仲間だなぁ。

帰ってから、
明日に備えて、
iPadの音楽操作の復習しました。

みんなが、言いたいことを
言いたいように言えるには、
その場の責任者が、
その空気を日常から
作っているかだと思います。

私も鬼の顔を反省し、
笑顔でいられる準備を整えていたいです。