今日は隠れ家ギャラリーえんで、
レッスンの日です。
朝から雨がしとしと降って、
雨の中に閉じこめられた気分。
7月のこの店のブレンドは、
「天の川ブレンド」。
苦味がある美味しいコーヒーです。
子どもの頃国語の教科書に、
まどみちおさんの詩が時々載っていて、
好きな詩があると、
その詩の入った詩集を図書館で借りて
読んでいたのを、
雨の日には思い出します。
「石ころ蹴ったら
ころころころげて
ちょこんととまって
…
それから
ぽかんと空を見た」
石ころ蹴るたび、
石ころ見るたび、
この詩を思い出します。
この詩は、
だまっている石ころの目になって
世界を感じる言葉が続きます。
何が好きって、
石ころがぽかんと空を見るところ。
自分の中を
ぽかんとする時間って、
大事だなぁと思うから。
そのぽかんから、
見える、感じる、分かることもあるから。
苦いコーヒーを飲んで、
ぽかんとしながら、
なにか見えたら楽しいなと
雨の日に思います。
何かの詩に
「雨は一日メガネをかけて」と
あります。
これもなぜか好きだけど、
雨がメガネをかけるは、
なんだかあまり、わからない。
でも、好きな言葉。