こどもミュージカル『西遊記』の
体験レッスンが近づいているので、
ミュージカルの歌を作るために、
私は毎日、たくさんの歌を聞いています。
歌には歌の世界があり、
歌い手の、あるいは作り手の心があり、
イメージがあり、
それに伴う体のあり方があります。
ミュージカルの歌のベースになるのは、
より、その心と体と頭のイメージが
一致したものになります。
だから、聞いているだけで
ワクワクして踊りだしたくなる音楽を
体ごと吸収するみたいにして、
音楽を聞いています。
こんな時間は、
私は本当に幸せだと感じます。
人は元気が無くなる時、
歌わなくなり、
笑わなくなり、
話さなくなると、
ボディートークの師匠、
増田先生に教わりました。
私は歌を歌い続け、
作り続ける仕事だから、
ちょっと元気がない時に、
歌うことで力をもらえます。
それもゼロからの創造ではなく、
ミュージカルが続く限り、
次の作品が私を新しい音楽に
引き合わせてくれるのです。
『西遊記』の世界が、
私を新しい出会いに導いてくれる。
イメージも思想も、
宗教観も、音楽の世界も、
使ってる楽器も、
言葉のあり方も、
おそらくは体の使い方も、
『アリス』とは全く違う。
ワクワクばかりが広がります。
そこでまた、新しいこどもたちと、
いっぱい笑って歌えるんだなぁ
歌があふれてる毎日。
楽しい春です。
日曜日は、
『アリス』のチームの解散式です。
本番を終えると、
ぐんと成長しているこどもたちに
久しぶりに会えるのも嬉しいな。
野外だから、晴れますように！