最小限の動きで、最大限の力を引き出す | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。


こどもミュージカル『西遊記』のために、
最近、カンフーを習い始めました。

今まで、武道をやったことのない私には、
なかなか苦戦する場面も多いですが、
こんなこともなければ、
出会えなかった新しい世界に
ワクワクしています。

たまたま入ったカンフー教室の先生は、
ジュニア選手を育てている方なので、
レッスンには、その子たちが
いることもたくさんあります。

基本的に型をやって、
大会などでその美しさ(?)で
勝ち上がるのかな?

まだ仕組みは分かりませんが、
彼らが練習しているのは、
剣や槍を持った型の動きです。

その姿は本当にカッコいいのですが、
いい力を発揮している時には、
彼らに向かってくる相手が見えるように、
的確にその相手に対して
力を発揮する動きになります。

体のどこから力を出すのか、
的確にイメージできることも、
型をキレイに見せるポイントなのでしょう。

私はまだまだヘッピリ腰を直し、
型を覚え、足の位置や拳の握り方、
姿勢や体幹を鍛える段階ですが、
先生の指導でどんどん磨きがかかる
ジュニアたちを見るのも、
すごく勉強になります。

先生が言われるのは、
「武術というのは、
最小限の動きで
最大限の力を引き出すために、
型をやっていくもの」だそうです。

小さい頃に基礎練が嫌いで、
バレエもエレクトーンも
習字も公文も続かなかった私。

経験がなくても構わなくて、
基礎練ばかりをしない
師匠のミュージカルが好きで、
自由に表現を楽しんできました。

そのために、時に、
自分の力を常にフルスイングで
蹴散らすように出してしまい、
結果的に周りを傷つけたり、
的に当てれなかったりすることには、
薄々気づいていましたが…
ここに来て、
「最小限の動きで最大限の力を引き出す」
を、体ごと学ぶことになるとは!

こどもミュージカルを
長く続けるためにも、
大切な体の活かし方だと思えばこそ、
苦手だった繰り返しの基礎練を、
大人の今、やる大切さに目覚めています。

『西遊記』、
今年もまた、出会うべくして、
この作品と出会えた気がして、
ワクワクしています!

まだまだ、ストーリーの展開の
構成イメージは湧かないけど、
じわじわと温まり始めています!