三蔵法師は実在した!〜西遊記より | こどもの心はミュージカル!

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こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。


来年度のミュージカルのために、
『西遊記』を読み始めています。

こども用の簡単なのは、
何冊か読み終えてから
作品を決めていますから、
もちろんざっくりした内容は
理解していますが、
もうちょっと本格的なものと、
評論書をなん冊か読む予定です。

今、読んでいるのは、岩波少年文庫。


3巻あるし、
中国の名前は漢字ばかりで
頭に入りにくいですが、
テンポ感が素晴らしい訳です。

今までの簡単なものではなく、
三蔵法師の生い立ちとかも書かれていて、
読み応え十分です!

悟空のワガママさや、
人間くささも面白い。

やたらと兵士の数が多かったり、
妖怪がたくさん出てきて、
とことんやっつけたり、
500年も悟空が岩に閉じ込められたり…
スケールの大きさに
中国大陸の大きさを感じます。

三蔵法師は、玄奘という僧侶が、
三つの蔵に精通してるから
三蔵法師と呼ばれるそうで、
玄奘さんは実在の人物がモデルだとか。

いろいろ調べてみたら、
玄奘さんは、
海外に僧侶が行かない時代に、
自ら旅をし、インドで経典を学び、
数々の苦難を乗り越えて中国に戻り、
43歳からその翻訳と
その教えを伝えることに
身を投じたそうです。

日本にもその教えが入ってきて、
般若心経などになったそうですよ。

へえ〜
と、感心しながら、
「わあ、私も今年、43歳だっ!」と、
一人興奮しています。

玄奘さんのような
素晴らしい人間じゃないけど、
あの三蔵法師と同い年!
ちょっと親近感です。

『西遊記』では、
ちょっと弱々しい描写が多い三蔵法師が、
実在したモデルの玄奘さんは
かなりの屈強な男だったことにも
なんだか感動!

私も力強く、
とぶくじらを次に進めようと
思っています。