柔らかくするとまとまる | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。

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この土曜日に、
私が指導に行っている小学校が
こどもミュージカル『孫悟空』の
本番をむかえます。

今週月曜日、指導にいきました。

はじめての衣装を着た通し稽古。

小道具や装置も初めて
本番用のものを使いました。

衣装が嬉しかったり、
初めての通しでわけがわからなかったり、
最初は全然、まとまってくれません。

ここで、こどもたちは
それぞれの思いで
ガチャガチャします。

練習に必死で萎縮したり、
セリフが出てこなかったり、
ふざけだしたり、
大声で歌ったり、
急にテンションがあがったり…

でも、そのガチャガチャするのは、
生命が湧いている証拠。

おりこうに座ってくれていたら、
おとなはやりやすくて、
つい、ごちゃごちゃ言いたくなるけど、
そのガチャガチャを活かしてこそ、
ミュージカルはさらに
おもしろくなります。

固くすれば動かなくなる。

やりやすく見えても、
心が動かない表現なんて
ちっともおもしろくないし、
感動もありません。

だからこそ、
柔らかくしていく。

ガチャガチャしているのを、
一つ一つ、
くすぐったり、
抱きしめたり、
オンブして走り回ったり、
手を握ったり、
あたためて、
溶かして、
緩めて…

一人一人の角張った
気持ちの固さをとって、
柔らかくしていきます。

柔らかくすれば、
勝手にまとまってくるから。

そりゃあ、大変です(๑>◡<๑)

あっちこっちのバラバラを
バラバラにしながら、
全員をほっておかないようにして、
どうすれば心が弾むか、
声をかけて、
心をかけるのは。

でも、
「できない」と言ったら、
そこで終わっちゃうから、
できるところまで、
柔らかくしていく。

そして、まとまるところまで
まとめていきます。

本番を上手にできることより、
喜びにあふれてむかえられるように。

その方が、ずっと
輝くこども時代の思い出になるから。

柔らかくしたら、
みずから、まとまっていく!

学校の先生方と一緒に、
信じて進みます!