戦う瞳! | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。

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今日はこどもの個性を活かした
演出の話。

今日はとぶくじらの南教室の日。

それぞれの子のシーンを
ちょっとずつ練習していきますが、
今日は
ピーターパンが
フック船長と戦うシーンを
やり始めました。

そのシーンとティンカーベルという
妖精役の子は、
ちょっとおとなしめの年長さん。

脚本を書いた時には、
ティンカーベルは、
ピーターパンの戦いを応援しようと
思っていました。

ひとまず、海賊とピーターパン、
フック船長のやりとりを
練習し始めました。

ティンカーベルの子は、
自分には指示がきません。

そこで、瞬時にその子が
どんな動き方をしているかに、
その子の個性が見えます。

彼女は、ピーターパンを追いかけ、
海賊に囲まれる輪に
入っていきました。

そして、剣を振り回して
喜んでいる海賊役の男の子たちを、
キリッと見ています。

この振り回された剣に
あたってたまるか!
あたったら、怒ってやる!

くらいの迫力です。

なにも言わなくても、
彼女の瞳は戦っています(๑>◡<๑)

そうか、そうなのか!

さっそく、
ティンカーベルも
戦いに参加することにしました。

後ろで、インディアンの子が
「私はどうしてたらいい〜?」と
ごちゃごちゃ、私に突っ込んできます。

一見、練習の邪魔なのですが、
戦いに燃えていて、
テンションが上がりっぱなしなのです!

私はワクワクします。

この子も、戦いたいタイプ(๑>◡<๑)

このシーンかは別として、
戦えるようにしてあげたいです。


月曜日に指導に行った小学校では、
『最遊記』をしています。

いつも練習嫌いの小4くん。
その日はマットや
跳び箱の踏み切り板で
遊んでいます。

先生たちはため息をついています。

そこで、妖怪役の彼に、
「キミ、その踏み切り板二つを
ピョンピョン飛べる?」と聞くと、
自慢げにやり始めました。

孫悟空に飛びかかる妖怪の後ろに、
ピョンピョン飛ぶ
妖怪がいたら、迫力倍増!

高さと低さの演出にもなります。

よし、それなら、
マットもつかって、
顔だけ出したり引っ込めたりする
妖怪も作ろう!

大人の思惑にこどもが従わないのを
叱りつけて、
自分の思いに従わせるのは簡単。

でも、その子たちの面白さを
作品にいかして、
さらに作品を面白くする。

戦う瞳を自分の中にも宿し、
みんなの個性をどれだけ活かせるか、
挑戦だっ(๑>◡<๑)