昨日は、
犬山の夏休みこどもカルチャー講座で
ミュージカル体験会をしてきました。
2時間、ステージで練習して、
衣装に着替えて発表!
実際は衣装に着替えたり、
休憩もしたりするから、
1時間半くらいしかないのです。
その時間で発表までするのは、
一大事です!
事前にセリフが多く、段取りが必要な役、
スタッフにフック船長を、
とぶくじらから参加してくれる
中学生の女の子にはピーターパンを、
六年生の女の子にウェンディを頼み、
台本を渡して、
練習をしてもらいました。
でも、あとは、
当日きた子たちと、
とぶくじらに普段きている
有志の子たちで、
役も決めて仕上げていきます。
とぶくじらでは、
役は私が決めますが、
今回は希望で選びます。
ピーターパンやウェンディを
やってみたくて参加した子は、
ちょっと残念そうでしたが、
練習しだしたら、
みんな、楽しそうにしていました。
10分のダイジェスト『ピーターパン』。
限られた時間の中で、
感性を研ぎ澄まし、
すごい集中で作品にしていく。
私が本番で目指すのは、
大成功のステージじゃなく、
やり終えたら自分が
成長している体験です。
3歳の女の子は、
とぶくじらでは練習の1時間半、
一度はお母さんと離れられなくなるのに、
今回は一度もお母さんのそばにいかず、
自分で友だちを作り、
発表までがんばっていました。
本番では疲れて、
座り込む場面もあったけど、
3歳の体力なら、それでも
かなりがんばっていたのだから、
座っていても可愛かったです。
初参加の張り切り屋の女の子。
大事なセリフを割り振られ、
テンションがあがりました。
でも、本番の踊りで
グルグル回っていたら、
忘れそうになったら、
ピーターパン役の子が、
背中を押してくれました。
彼女はセリフを楽しそうに言え、
親御さんに嬉しそうに報告!
ピーターパン役の子は、
仲間をフォローする力をつけました。
ピーターパンとの戦いでは、
海賊役が一丸となって動きますが、
お互いがお互いを意識しあい、
楽しみながら
立ち位置やセリフの言い方も工夫して、
一人一人のよさが輝きました。
1時間半くらいで仕上げるから、
本番は
セリフがサッと出てこなかったり、
動きがギクシャクしたりするから、
私はステージのうえで司会をしながら、
フォローするつもりでしたが、
思った以上にみんなの集中が高く、
自分たちの力で
やり通そうとしていたから、
私は司会を辞めて、袖に入りました。
みんな、晴れやかな笑顔で終わりました。
…見ると、泣いている子がいます。
とぶくじらから参加した一年生。
自分の場面で、
セリフがうまくでなかったのを
気にしていたのです。
彼女は常々、練習をしっかりして、
安心して舞台に立ちたいタイプ。
だから、無理をさせない、が、
私の彼女への指導できましたが、
今回はチャレンジでした。
すぐに出てこなかったけど、
ちょっと遅れて出てきたし、
誰も気にしていないくらいの
ちょっとの遅れだから、
全然気にしなくて構わないのだけど、
本人には大事件。
でも、その悔しさを
今度は2月の舞台で晴らしたいと、
闘志が湧いていることでしょう!
時には、
安全なばかりの道じゃなく、
ドキドキする道を渡ると、
強さやたくましさがわきます。
限られた時間の中で、
ワクワクしながら、
高い集中力で取り組む時間。
なかなか得難い貴重な体験でした!
一緒に舞台を作った
楽しい時間をくれたこどもたちに
心から感謝です。
お手伝いいただいた保護者の方々も、
ありがとうございます!
音響やステージに出ていただいたり、
こどもに衣装を配ったり着せたり、
荷物を運んでくださったり、
私だけじゃとても回らなかったです。
また、こどもサポートクラブの方々も
ありがとうございます。
お疲れ様でした。