こどもの今のありかたの活かし方 | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。

{832C5729-363E-4C08-9426-D5247822AD6D}

人前で表現することは、
難しいことです。

自分の内側を
何か積極的な動機によって整理させ、
人前にさらすわけです。

うまくできないかもしれないし、
笑われるかもしれない。

なのに、
やらなきゃいけないことだけが
決まっている。

さあ、どうする?

やりたくないと
逃げられない。

やる気を出せる気もしない。

私の主宰するとぶくじらにも
時々、そういう子は来ますし、
学校や幼稚園に指導にくると、
たくさんそういう子に出会います。

最初はやる気のあった子も、
周りがしらけていたら、
出すのは危険になりますから、
ますますやれなくなります。

そのやりたくないんだけど…を
どうするか。

これは表現指導の課題です。

ボディートークのミュージカルでは、
最初に三つの約束をします。

その中に、
「本来の自分を発揮する」というのが
あります。

この「やりたくない気持ち」も
まずは、そのまま出してもらうのが、
私は大切だと思っています。

やりたくない動きも
一つの表現であるからです。

生きている限り、
私達は表現する生き物です。

笑い方、怒り方、
好きなこと、嫌いなこと…
それを出すのも、
無意識に表現していること。

だから、それを意識して、
やりたくない表現として、
積極的な表現にする。

表現が嫌いな子も、
この表現は得意です。

でも、やりたくない表現を
そのままにしておくと、
これは周りを重くします。

やりたくない動きを、
必要な動きにしていくのが、
指導するのに必要な力です。

今日は『最遊記』の歌に
振付をしました。

やらたくなくて
しゃがみこむ子の動きを
うまくきんと雲に見立てたチーム。

雲役の女の子に
ちょっと揺れてもらうと、
たちまち飛んでるように見えます。

ゴロゴロ転がる男の子たちは、
孫悟空の障害物になるって手もあるし、
敵として行く手を阻む役にもいいね。

表現へのやる気が低下している表現が
私には新鮮でワクワクしています!

やりたくないけど
やらなきゃいけない表現の場の
活かし方を、
しっかり勉強させてもらうよ!