お母さんの愛情があれば、大丈夫! | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。

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今日は隠れ家ギャラリーえんで、
体ほぐしをしていました。

午前中はキャンセルが多くて、
おかげで『ピーターパン』の
歌の歌詞が4曲も書けました。

まだ、脚本がないから、
何曲使えるか
わからないけれど、
思いつくまま、どんどん書く。

ピーターパンは、
こどもたちの夢の島の住人で、
こんなふうに心が自由で、
次々、アイディアが浮かんで
止まらないんだろうなぁ〜と、
自分なりのいい歌詞が書けて
身ぶるいするたび、
ピーターパンの気持ちを
よみがえらせていました。

ワクワクして
ジッとできなくて、
歌いたくって踊りたくなる!

こどもの心は
自由なはずです。

あちこちで卒業式のようで、
親子でレッスンに
きてくれる方もいました。

その子はマジメで優しくて、
少し大人びた女の子でした。

周りの子の気持ちや計算、
したたかさが見えすぎて、
ちょっと先回りして
身を守る感じがありました。

本当は素直に
笑いたい時に笑い、
泣きたい時に泣きたいのに、
それは今の学校では
ちょっと危険なようです。

周りにどう思われるかで、
学校での立ち位置が変わることを
彼女は知りすぎていました。

彼女も私みたいに
心だけでネバーランドに
行けたらいいのに!

こどもの心だけで、
はしゃいで笑って
歌えたら楽しいのになぁ〜

ほぐした帰り際には、
力が抜けて、
声も優しくなっていました。

本当は素直で優しいからこそ、
防御が強くなるのでしょうね。

でもね、その子のママが
ちゃんとレッスンの時に
彼女の気持ちに理解を示していたから、
彼女はきっと、大丈夫。

今日はお母さんの腕に
安心して身を委ねられるでしょう。

夕方には、
正義感が強くて、
正しいことを正しいと言いすぎて、
ちょっと不器用な女の子のお母さんが
やってきました。

彼女の背中は、一時期、
月に一回くらいほぐしていたから、
今はどうしているか、
気になっていました。

学年があがって、
いろいろ乗り越えて、
今は自分の仲間と居場所で
活躍している話を聞いて、
嬉しくなりました。

なんせ、そのお母さんが
我が子のために一生懸命で、
でも、自分の教育を
おしつけるんじゃなく、
彼女が幸せになるには…と、
必死に考える方だから、
お母さんも元気か気になっていました。

こどもさんが傷つくと、
こどもさん以上に傷つかれる方だから。

お母さんは、彼女の成長ぶりに
前よりも柔らかい顔に
なられていました。

いろいろ大変でも、
彼女と共に乗り越えて、
少しずつ娘さんのことに
安心できる場面が
増えてきた様子でした。

こんなにお母さんに愛してもらえて、
大事に考えてもらっていたら、
いろいろあっても、やっぱり大丈夫、
そう思えます。

愛情で押しつぶしたりもしていない、
一緒に悩んで一緒に考えてる姿が
とてもステキでした。

空き時間に
歌詞を作っていたら、
お店の戸口で大きな音がしました。

古民家でガラスの入った
入り口の扉は、
時々、こどもが押して遊んだりして、
外れることがあります。

前にその勢いでガラスが割れた現場に
いたこともあったので、
私は音がしたとき、
真っ先に駆けつけました。

お店には、
小さな子が数人、ママと来ていたのを
見ていたからです。

私が駆けつけると、
3〜4歳くらいの女の子が
外れた扉の板を
2人がかりで持っていました。

おかげで割れてはいないし、
ケガもなかったようでしたが、
2人ともビックリしていました。

私がすぐに扉を引き取ると、
慌てて駆けつけていたマスターが
扉を直してくれました。

私はこどもたちが
ケガをしないよう
さがらせていました。

小さな2人は、
「ごめんなさい」と、
何度も謝ってくれましたが…

お母さんはどうしていたのかな?

そこにすぐ来た様子は
なかったけれど…

小さな2人は、
お母さんにあのビックリした気持ちを
フォローしてもらえたのかな。

あの小さな子が、
やったことの驚きに、
泣かずにまず謝ったのは、
すごいことでした。

でも、きっと怖くて驚いて、
泣きたくなったはずです。

たまった涙は出せたのかな。

扉が直った後も
2人で「気をつけようね」と
言い合っていたから、
かなりしっかり者なんだろうし、
お母さんが大事に育てているから、
謝れたんだろうけど、
今日の涙は流せたかなぁ。

こどもたちには、
こどもなりにがんばっていることが、
それぞれにあって、
それをあたたかく見守ってくれる
愛情があれば、大丈夫。

でも、その愛情が少ないと辛いなぁと、
いろんな場面で思えます。

ウェンディは、
ママがステキだから、
大人になるのに憧れました。

冒険に出かけても
帰って来たのは、
ママが窓を開けて、
いつでも待ってくれていると
信じていたから。

そして、その愛情を
疑わずして育ったウェンディは、
我が子もそうして育てるでしょう。

お母さんの愛情は偉大ですね。

もちろん、お父さんや
育ての親も同じこと!

愛がなきゃ人は育ちませんから、
母親の愛情がなかなか届かない子は、
きっと他の愛情に
支えられているはず。