明日は休みだから…と、
昨日の夕方に、布を買いに行き、
夜に一気に、
こどもミュージカルの衣装を
考え始めました。
役を決めて、
脚本を個性に合わせ書き直し、
セリフが決まったら、
出演者全員の個性が
かなり濃く、見えてきます。
そこから、
作品の世界観、
それぞれの役の動き方、
それぞれに似合う色や形、
全体のバランスなどを考え、
デザインと布を決めます。
イメージしやすいところから。
今回は『アラジンと魔法のランプ』。
まずは役の色合いと質感を
作品の世界観で決めました。
白が心の高貴さ。
サテンほど明るくて高貴。
⇨アラジン、王様。
パステルは心の高貴さと華やかさ。
⇨姫、踊り子、指輪の魔人。
(紫は高貴な色)
カラフルは善悪入り混じる人々
⇨町のこどもが少し淡く、町の人は濃いめ。
暗くなるほど、悪性が増す。
ベロアは高貴な。
⇨魔人は青。(いい人にも悪い人にもなれる)
⇨盗賊は黒ベースでくすんだ色
⇨盗賊でも偉いと同じ配色でベロア。
⇨魔法使いは悪の最上級。
黒のベロアに、
ペルシャ絨毯のイメージの折りの布。
と、色や布の質感で
無意識にも世界観が伝わるようにしています。
これは師匠の教えですが、
わかりやすく、毎回、
作品の世界を色分けします。
そしたら、衣装作りはずっとスムーズ。
次はデザイン。
デザインを一番に決めたのは、
貧乏アラジンと金持ちアラジン。
そして、お姫さま。
それから、アラジンの友だちと
お姫さまのお付きの踊り子。
作り始めるのは、
町の子と大人から。
賑やかで明るくて、
一番自由にデザインできます。
こどもたちの様子を描き、
全体を把握しながら、
一気に進めます。
そして、魔法使いや盗賊。
指輪やランプの魔人は、
期待度が高く、
イメージがより自由だから、
かえって難しく、
全体が決まってからです。
魔法使いが大臣に変身したり、
盗賊が占い師に変身したりする衣装は、
さらに後かなぁ…
今回は、アラビア風だから、
王様も難しいです。
そして…こどもの希望でできた
お姫さまのネコ?!
しかも、毛は痒くなるから、
首元には持ってこれない…
結局、考えだしたら、
今日が休みだしと、
徹夜してしまいましたf^_^;)
頭もグッタリ…
でも、布を買いに行くのは、
とても楽しくワクワクします。
人に個性があるように、
布にも個性がある。
小道具や装置、タイムスケジュール、
音楽編集、スタッフ確保…
まだまだ、眠れぬ夜は
続きそうです。