小さい頃に歌った歌を
ふいに口ずさむ。
その歌が心を豊かにしてくれる。
そんな経験はありませんか?
私はハウス食品のアニメ
『トムソーヤの冒険』の主題歌を
いまだによく歌います。
♫おまえならいけるさ トム
誰よりも遠くへ
地平線のかなたで待っている
素晴らしい冒険が…♫
♪そうさ 辛い時は
顔を空に向けろ
信じた夢が見えるよ
自由な獣みたいに
走ろうぜ…♪
この歌詞の力強さに
なんども助けられました。
ミュージカルで歌を作るとき、
私はこのことを思い出します。
こどもの頃の歌は、
生涯を支える栄養になることがある。
だから、大切に作りたい、と。
ミュージカルのセリフの説明を
するための歌もあるけれど、
必ずそこには感情があり、
それは誰かの思いを代弁するものに、
的確に思いを伝えられるものに。
いい心ばかりじやない、
時にはよこしまな心や
苛立ちや切なさもあり、
それも素直に出せる歌にしたい。
私はそう思っています。
なかなか歌詞が決まらない中、
次々、練習が進むけれど、
焦らず大事に作りたいです。