役決めには決意がいる | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。

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昨日、今日はミュージカルの役決め。

合同レッスンに来た子たちは、
みんな、期待と不安でいっぱいです。

それぞれの思いは
透けて見えるくらい。

みんなの希望も聞きながら、
全体のバランスと適性で
役を選びます。

演出する側からすれば、
役はみんなの個性を発揮する
役割だから、
どんな役も素晴らしいし、
脚本を書く私は、
やはりどの役も愛してるけど、
本人たちには
一世一代の勝負どころ。

しっかり見て、
こちらもその気持ちをくんで、
そのうえで分けていく覚悟と
思いきりがいります。

なりたい役になれて、
大喜びする子。

なれなくて涙する子。

思わぬ大役に驚く子。

いろんな思いがあります。

私もこどものころ、
何度も悔しい思いをしたから、
よく分かる。

なりたい役への
思い入れがあるほどに、
本当につらいものです。

でも、
だからこそ、
その役の中で
素晴らしい自分を発揮してほしいと
私は願っています。

その他大勢なんて役は、
とぶくじらにはありません。

どんな役も、
全て、
あなたにしかできない役に
作っていくんだから。

今日から私は
脚本の書き直しが始まります。

今日だいたい決まった役で、
その子に合うように、
全部、作り変えていくのです。

いつも、おりこうにしているキミには、
ぜひ、ヤンチャな役で
日ごろ出せないヤンチャを出してほしい。

すぐに泣いちゃうあなたには、
小さい子をリードしながら
少しお姉さんになってほしい。

役決めで勇気を出せたから、
今回は大抜擢ってこともあるし、
昨年が大役だと、
今年は支える側になることもある。

3年越しになりたい役になれた子。

まだすこし、
背が足りなかった子。

逆に大きくてバランスで
なりたい役になれなかった子…

いろんな思い、まるごと
ミュージカルにつめて、
表現して輝いてほしいです。

喜びだけじゃなく、
悔しさも成長の起爆剤。

本番に向かって、
いよいよミュージカルが
走り出します。

喜びも不安も期待も、
ちゃんと見てるよ。

みんなの成長を。

そして、
どの子にも
愛情をこめて役を選んでるから、
私は自信をもって、
この中で進めていきます。

休んだ子も、
今までの様子を
ちゃんと見て、
頭にいれて、役を決めたからね。

さあ、楽しい『オズの魔法使い』を
作っていこう!