
春です。
あちらこちらで入学式。
雨なのが残念ですが、
こどもたちの成長する姿には
さわやかな気持ちになります。
私は今日から、
保育科の学生との授業が始まりました。
かれこれ4年目になり、
慣れてきたのが半分。
でも、初日はやっぱり
ヒヤヒヤ、ドキドキ。
学生たちの大事な時間を、
学生たちは自分たちの意思で
使い方を決めます。
小さい子のように
大人の命令では聞かないし、
社会人ほどの責任もない。
つまらなかったら、
いっさい耳を閉ざすし、
聞きたいことには
身を乗り出して聞く。
たぶん、そんな時間は、
人生の中ではそんなにありません。
貴重な瞬間です。
そんな大事な時間を、
私と過ごす時に、
ムダにつぶしてほしくない。
できるなら、
感性を響き合わせる特別な
時にしたいと思います。
その人が、どんな時間を
人生に過ごすのかは、
その人の選ぶことだけど、
関わらせてもらう以上、
私なりにできることは
精いっぱいやりたい。
とはいえ、
あまりに学生は素直だから
つまらないとつまらない顔を
ダイレクトにするから、
私情を挟むと場を忘れて
ふさぎこんだりもしてるから、
前に立つのは怖いな、と、
最初は思います。
でも結局、
なにかスゴイことをやってやろうとか、
教えてやろうとか、
驚かしてやろうなどという邪念を捨て、
いいカッコしようとせず、
相手に自分の内をさらすことだと、
やっぱり今日も学びます。
来週からは、
クラスごとの授業がスタート!
一つ一つを丁寧に、
大事に取り組んでいこうと思います。