昨日は「とぶくじら広場」
北教室の日。
夏休みになって、
こどもたちは元気をあり余らせて、
レッスンに来ています。
ミュージカルの練習そっちのけで、
じゃれあう男の子たちと、
体験レッスンにきた姉妹と少しずつ
仲良くなろうとする女の子。
この対象的な姿に、
笑ってしまいました*\(^o^)/*
今年のミュージカルのラストは、
踊りで締めくくる予定です。
だんだんミュージカルも
レベルアップするため、
今年は曲中に、パッと2人組になる
振付を導入。
近くにいる子と、躊躇なく
誰とでも組めるようになる感性を
養うためです。
この「誰かとでも組む」というのが、
大きくなるほど難しい。
とはいえ、社会では好きじゃない人と
一緒に何かすることがいっぱいある。
だからこそ、いろんな人と
何かを成すことに慣れて、
サッと組んだ相手とうまくやる
しなやかさを養いたいのです。
言われてから誰かと組むのではなく、
積極的に誰とでも組めたら、
あぶれる人もいないし、
仲間外れにもならない。
強制せず、
自分たちでどうするか見ていると、
仲間同士の葛藤が見えます。
とくに北教室では
男の子が相手を取り合います。
サッと好きな子と組む子、
力づくで奪う子、
訴える子、泣く子…
周りがあまり見えていなくて、
今まで自分一人、
好き放題していた子は、
こういう場面で初めて周りを見て
困ります。
あれ?
ボク、誰と組めばいいんだろう?
私はこの悩みも大事だと思い、
彼が、「○○君が組んでくれない」と
訴えても、
「まずはがんばって自分で
誰と組むか見つけてごらん」と、
言います。
もちろん、新しい子には、
組みやすい子をさりげなく
すすめたり、私がくんだりもします。
でも、まずは自分でどうするか
待って様子を見ています。
こどもの掟は、こどもに学ぶ。
自分の力で、自分の社会に適応する。
その力をつけることも、
大事だと考えています。
本番では他教室との子も
一緒になります。
みんなが自分たちで社会を作るのが、
今から楽しみです。