こどもの時の体験は大切 | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。

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今日は私の師匠が主宰する
大阪こどもミュージカル
「星のこども」のレッスン日。

ボディートークで体をほぐして、
自然で素直な声に磨きをかける
発声練習から、歌のレッスン。

そして、みんなで踊る踊りをしたら、
休憩を挟んで即興表現に入りました。

即興表現は、与えられた題を、
全身で表現していくというもの。

私が指導している専門学校の学生は、
苦手な子が多いのですが、
こどもたちは大好きです。

その題が、みんなのイメージを
膨らませるものになっているかは、
指導者の力量です。

師匠の題と私の題では
まるでみんなの動きやすさも変わり、
私もまだまだ修行が必要です。

でも、こどもが得意で
学生が苦手なのは、
教育の過程で創造力や表現力を
のびのびと発揮できていないから

ではないかと、思えてなりません。

人はそもそも、誰もが自由な発想と、
創造力と表現力を持っています。

でも、正しいことが教育の場では
大切にされがちです。

幼稚園の時、
色ぬりをしていたら、
空は青、と言われ、
他の色を塗ったら怒られました。

小学二年のとき、
ネコに丸みがなかったら、
ネコは丸いでしょ!と、
作り直しを命じられました。

独創性より、
正しいことを求められることや、
独自の発想より、
みんなと同じように動くことが
求められる今の教育では、
いざ、好きなように自分の発想で、と
言われても難しい。

だけど、私は思うのです。

社会で生きるには、
協調性も必要ですが、
自分の人生を自分で培う
創造性もすごく大事だし、
コミュニケーションに欠かせない
表現力も大切です。

一人一人の発想が違うからこそ
すばらしい、という体験を、
こども時代に身を持って知ることは、
大切なのではないかと。

その意味で、私はこの即興表現を
色をな場でやっていきたいと
思っています。