人の体をほぐす時は、
自分の心を穏やかに、
水鏡になり、
相手の体と心を写すこと。
ボディートーク創始者の増田先生は、
そう教えてくださいます。
できるだけ、体ほぐしの時は、
そこに気を配るのですが…
家族となると、
それがちょっと難しい。
姉と私は小さい頃から仲違いが多く、
それというのも、
お利口な姉には、自由奔放な私は、
目の上のタンコブだったからです。
その姉が、最近イライラしています。
自分の気持ちを抑えられない様子。
こんなときこそ、体ほぐし!
わかっちゃいるけど、
水鏡になる自信がないから
ほぐせない。
でも、会うたび、
イライラはつのっています。
イライラであたられる私は、
ほぐすの嫌だなと思い、
ますます姉から遠のいていました。
でも、あまりにしんどそうだし、
昨日、とうとう
勇気を持って姉をほぐしました。
仕事に疲れてカチカチな背中。
この背中なら、
優しくするのは難しいわけです。
姉に対して理解が深まり、
優しい気持ちになれました。
ほぐし終わると、
姉がクッキーをくれました。
「これ、私がハマってるやつ」
姉も優しい気持ちが
戻ってきたようです。
体がほぐれて、気持ちがほぐれ、
人に優しくなれる。
ボディートークはすばらしい!
改めて思いました。