先日、「体ほぐし・心ほぐし」の
個人レッスンに来てくださった保育士さんと、
好きな絵本の話になりました。
その方は『グルンパのようちえん』や
『ぐりとぐら』シーリーズは、何回よんでもいいと
おっしゃっていました。
私はふと、
『とうもろこしおばあさん』を思い出しました。
アメリカインディアンの昔話と書かれた
その本は、こどものとものペーパーバックで、
復刻されたかどうかは分かりませんが、
子どもの頃読んで、あまりの衝撃に、
怖いもの見たさ的に、何度も読んだものです。
ストーリーは『夕鶴』と同じで、
おばあさんを助けたら、
その恩返しにおいしい食べ物をくれる。
それを作っているところは
絶対、みてはいけないよと言われるのですが、
若者をつい見てしまう!
すると、あろうことか、
おばあさんは身を削って恩返ししていて、
見られたからには、そこにはいられなくなるというものです。
しかし・・・何が衝撃って、
おばあさんは、テントの中で太ももをバリバリかくと、
とうもろこしがボロボロと落ちるという体。
そして、みられた後、
私の髪の毛を持って畑を引きずりまわしなさい。
そうすると、翌年、とうもろこしができるよ、
という、展開です。
全然、美しくない!!
でも、妙にリアルで、
絵もまたすばらしく、頭にこびりつく。
命は受け継がれていく。
それを肌で感じる絵本です。
その絵本は、引っ越してもいつでも、
私の本棚におさまっています。
先日、脳死をしたこどもの臓器が、
次々に提供され、話題になっていました。
そのご両親は、
「その方の体の一部となって
わが子は生き続けるから」と、
臓器提供の理由をおしゃっっていたようです。
臓器提供については賛否両論あるのでしょうが、
その決断はすばらしいと思いました。
そうですね。
命は絶えず、次の命にバトンタッチされて
未来がつくられているのですね。
私も生きている限り、
少しでも社会のために役に立ちたい。
そして、未来に、少しでもいい世の中にして
バトンタッチをしたいと思いました。
大好きな絵本たち
- とうもろこしおばあさん―アメリカ・インディアン民話 (こどものとも世界昔ばなしの旅2)/福音館書店
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- ちびくろ・さんぼ/瑞雲舎
- ¥1,050
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※この絵本は、「チビクロ」という言葉が、
人種差別だと言われ、一回廃番になりました。
でも、このストーリーの爽快さに復刻されました。
でも、以前ほどは読まれていないようです。
この物語のおもしろさを、知らないなんて、
そんな勿体ないことはないと私は思います。
- おじぞうさん (こどものとも傑作集)/福音館書店
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※これも子どもの頃から大好きで、
今でも本棚にあります。
言葉のテンポ感と、ストーリーの見事な展開は、
まるでミュージカルで大好きで、
昔よく、母と一緒によみきかせに使いました。