「私、生きていていいんだ!」~ボディートークとの出会い① | こどもの心はミュージカル!

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こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。

今回から、しばらく、私の生い立ちと、

「ボディートークをベースとしたミュージカルとの出会い」を書きたいと思います。

こどもの心はミュージカル!

学校帰り、つつじの蜜を吸う子どもたちを見て、

私もよく吸っていたな~と思います。

こどもにまぎれて、久しぶりに口に含むと、

甘くて、苦くて、なんだか懐かしい味でした。


私は小さい頃から難しい子どもでした。

2~3歳、「イヤイヤの時期」には、

地面にへばりついてもイヤなことはイヤ!


幼稚園に入ると、大人の「ウソ」が許せない子どもでした。

母の日に描いた母の顔のホウレイ線。

「歳とって見えるから消しなさい」と、先生に言われ、

母の笑いじわが好きだった私は、猛烈に反対。

結果、クレヨンで描いた絵を、肘でこすり

クシャクシャになりました。


小学校でもジッとしていられない。

歌は声を張り上げすぎて、音痴全開。

国語の教科書は張り切って読みすぎる。

先生の生徒への接し方に文句をつける・・・


なかなか場になじめませんでした。


バレエを習えば、足をあげたまま居眠り。

エレクトーンを習えば、リズムを鳴らして横で踊る、

習字を習えば、紙からはみ出して、机にまで字を書いちゃう…


大人に理解されない子どもでした。


そういう大人に嫌われているという空気だけは

小さい頃から感じていた私は、

小学2.3年生で、軽い自傷行為に走っていました。


母は、この子が死んでしまうと焦り、

シュタイナー教育、自由な校風の学校に見学、体験など繰り返し、

観劇やコンサート、キャンプなどにも連れて歩き、

私の感性を大事にしてくれる大人を探してくれました。


そして小学4年生で、増田明先生のミュージカルにたどりついたのです。


そこでは

誰もが自分を発揮していい、というあたたかな空間がありました。

「あなたはあなたですばらしい!」という、

大前提からミュージカルを作っていました。


でも、「自分勝手」と「本来の自分」は違う。

それを教えてくれたのも、このミュージカルの空間でした。


そのベースには「ボディートーク」があった。

ボディートークの考え方こそが、

自然に素直に、豊かな表現を培うベースとなっていたのです!


私は「ああ・・・私、ここでなら生きていていいんだ」

と感じたものでした。



続きはまた明日・・・