「私、かかし役になりたいねん。
みんなに言って、気持ちを高めてるねん」
昨日は、大阪の「ミュージカルひろば 星のこども」のレッスン日でした。
指導アシスタントを務めつ私も、楽しみに出かけました
体験レッスンも含めると、今年4回目のレッスンで、
子どもたちもミュージカルの雰囲気に慣れ、
思い思いに個性を発揮しながら楽しんでいます。
次回はいよいよ夏の合宿です。
「ミュージカルひろば」では、そこで、
今年のミュージカル『オズの魔法使い』の役を
オーディション形式で決めていきます。
誰もがさまざまな役をやってみることで、
自分の中に眠る個性を発揮し、
ハマリ役をこなすことで、より素直に
自分を出せるようにするためです。
とはいえ、子どもたちにもそれぞれなりたい役があり、
子どもたちは役決めで燃えることになります。
役を決めるのは、演出・指導をされる増田先生ですが、
この時期にはさまざまに役への思いを語り、
アピールする子が出始めます。
増田先生に直接「○○役がしたい!」という子。
先生までは言えず、私たちスタッフにチラッという子、
友達同士で言いあうなど、表現の仕方にも個性が出ます。
昨日、一人の高校生の女の子が、
「私、かかし役になりたいねん」といいに来ました。
「ごめんな、私には決定権はないからなあ」というと、
その子、にっこり笑って、
「うん、知ってる。私な、みんなに言って自分の気持ちを高めてるねん」
ナルホド!!
声に出すことで、人に伝えることで自分の士気を高めているのか!
以前はおとなしかった彼女の、大きな成長を喜ぶとともに、
本気になる素晴らしさを感じました