今日の朝日新聞の「天声人語」に興味深いことが載っていました
息という字が、自分の「自」と「心」組み合わせた形なのにふと気付く。
(中略)…思えば息とは重宝なもので、かじかむ指を温められるし、熱い雑炊をさますこともできる。
昨日に引き続きですが、
私が長年学んでいる『ボディートーク』(増田明氏が創設した心身一如ととらえた理論と実践法)では、
人の「息」ということに焦点を当てて、研究と実践をしてきました。
上記の言葉にもあるように、息は実際に手を温めたり、冷やしたりすることもできますが、
話している人の息の状態で、相手の心に与える心理状況は違います。
たとえば、恋をすると、おのずと息は熱くなります。
「嫌い」と言っているのに、「あ、この人、本当は好きだな」と分かるのは、
しぐさ以上にこの恋する熱い息が伝わるからです
その逆もしかりです。
学校などで悪さをして、「ごめんなさい」と言わされる子どもがいますよね。
言葉は謝っているけど、反省が伝わらない
それは、息に「ごめんなさい」という「イメージ」も「感情」もなく、ただ言わされているからです。
「息」の字のごとく、「息」は自分の心を伝えていますね
人を包み込むようなあたたかな息でいられたら、世界はもっとあたたかくなるだろうなあと思います。
息を変えるには「イメージ」を変えること。
あたたかくありたいと「イメージ」します。
次に「感情」です。あたたかい気持ちって大事ですよね。
そうすると、体の在り方が変わります。
あたたかな息が、自然とあふれるように、内側が変化します。
この「イメージ」と「感情」と「体(の在り方)」によって、息は作られます。
「息は生き方を表す)これは、野口三千三という身体理論を確立した方が言った言葉です。
今のあなたはどんな息ですか?