最近、「子育て支援」という言葉が、よく聞かれるようになりました。
少しずつですが、母親が仕事をしながら、子どもを育てられる環境が、社会に整いつつあります
社会は今、その支援をボランティアに頼りがちですが、そこには少々、疑問を感じます。
ボランティアしている人の問題ではありません
子どもの生命を育むことを、保証するためには、やはりきちんとした報酬が伴うべきだと思うからです。
子どもを大事に思う人と大事にしてほしいと願う親が、ちゃんとギブアンドテイクの関係を作り、金銭が伴う。
地域が子どもを育てるにしても、タダでやってもらうではなく、お礼をきちんと出すことで、
子どもを見る側の責任感やプロ意識、向上心が、より保証されるのではないでしょうか
支援者が増え、内容がより充実するためにも、私はきちんとした謝礼金は必要だと感じます。
もう一つの問題は、親が子どもを預けるところや時間が増えすぎると、
大切な親子のかかわりはどうなるのか心配です。
特に3歳までに親子間に培われる、原初的な信頼関係が作られないと、
子どもの育ちには大きな弊害をもたらさないでしょうか?
「脳皮同根」このブログにも何度か書いていますが、
皮膚と脳は同じ細胞からきているから、皮膚が得た安心感は、脳の安心につながるという理論です
親との原信頼は、「自分は生きていていい」という、自己肯定感にもつながります。
小さいうちに、親が離れすぎるのは心配です。
昨日の朝日新聞に面白い記事を見つけました
授乳服メーカーのお店のスタッフが、子どもを抱きながら接客しているのです
子どもが小さいスタッフは、子連れ出勤が認められていて、
お客様と同じ目線になれるメリットがあり、柔軟な働き方を社会に提案しているというのです
私も昔から、子どもが小さいうちは、抱いたまま仕事したいと考えていましたが、
実現が可能だということがこの記事からも分かりました
親子の触れ合いが十分にあってこその支援。
それが、これからの社会の目指すべき方向ではないでしょうか
子どもギュッとね!プロジェクト
血はつながっていなくても、脳皮同根はあります。
私が触れ合っている子どもは、いつも私の胸に飛び込んでくるとき、安心しきった顔をします