私はボディートーク協会の公認指導者です
資格のテストを受けたのが、23歳の時。
ボディートークは、心と体を一つととらえ、背中を中心に体を通して心をほぐすというものですから、
実はほぐし手の人生経験というのも、大きく影響します
相手の背中と向かい合い、どんな声かけをするのか。
どこまで共感でき、心に寄り添えるか
それにはやはり、ほぐし手の大きな受けとめる息が大切です
若い私は、相手の心にどうやって寄り添うのか、人生経験がまだまだ浅く、未熟な私は悩みました
そこで思い付いたのが、「700人背中叩き」です。
一日一日、人の背中は変わるから、同じ人をたたいても、日が変われば数にする。
それを、一日二人×一年=700人
テストを受けるまでの一年、集中して、全ての背中叩きの記録をつけました。
相手の背中から感じること、相手の背中から伝わること。
たたくことで相手がどう変化するか・・・などの記録でした
記録をつけて意識的に行ったことで、分かったことがいっぱいありました。
まず、冷え症だった私の手が、200人を過ぎたころから、
相手に触れるだけで、あたたかくなりました
相手に喜んでもらいたい気持ちだけで、手は変わっていくのを実感しました。
そして、相手の背中の固さが、触れなくても声やその姿勢でなんとなくわかるようになってきました
意識的に集中して勉強することは、グンと人を成長させることを、身を持って体験しました。
そこで、名古屋でいつかミュージカルを作り、子どもが安心して自分を出せる場を作りたい私は、
あらたに「こどもギュッとね!」プロジェクトを、始めることにしました
これは一日に、少しでも多く、子どもをあたたかい手で抱きしめ、そこから何を感じるかを記録するもの。
今の子は、全体的に触れ合い不足です。
「抱きしめるという会話(昔のJAのCM)」による触れ合いが、
どういう影響を与えるか、研究していこうと思っています
今日抱きしめた子どもの数は、5人です。
久しぶりに会った子は、手を広げて迎えられるその胸に、勢いよく飛び込んできました
自分の思い通りにいかなくて、キーっと首筋を立てる子の頬を掌で包み込むと、
息を降ろして、怒りが収まりました。
このプロジェクト、このブログに記録していく予定です
1000人抱きしめたら、世界が変わって見えるかな?
「こどもギュッとね!」プロジェクト…5人