キャメル珈琲の社長、尾田信夫さんは、10月2日の土曜版の朝日新聞でこんなことを言っていました
「10歳の子どもの目で物事を見る」ことを強調しています。
10歳という年頃は、善し悪しを打算なくシンプルに判断できるのが、10歳という年齢だと思うから。
・・・ということでした。
10歳の感覚だと「利益追求」だけではいけないということになる
いろんな取り組みにもチャレンジできる。
それで尾田さんは、たとえば店をパリの市場みたいにしたくて、
パスタなどのコーヒー以外の品を、山盛りに樽盛りして陳列したり、
棚をあえて曲線系にすることで、その向こうを見たいという気にさせる作りにしたりしているそうです
10歳という年齢は、いろんな意味でキーワードです
身体的にもぐっと大きくなる年ですし、
ヴィゴツキーは言語の発達において、心の中だけで考える内言が10歳で可能になり、
そのことで論理的思考が発達して、自分で問題解決ができるようになると言っています。
語彙数の発達も著しく、自分と人が違うことに気づく「脱中心化」するのも、この時だといいます。
集団行動が好ましくなったり、道徳観念を場に応じて適応させたりする能力が生まれたり、
とにかく人間としての、ある意味、基礎がこのころまでにつくられるのでしょう。
私が学校関係に馴染めず、悩んだ母が増田先生のミュージカルと出会わせてくれたのが10歳のときで、
「ここでなら本来の自分を発揮できる!」と感じ、今に至っています
「親友」を意識したのも、恋のときめきも、10歳で感じました。
世界が自分だけのものでなく、他者とのつながりであり、
万物が自分を生かしてくれていることを知ったのもこの年です。
その驚きと感動と言ったら・・・
今の私は、10歳の目で世界を見ているだろうか?
自分の人生に喜びと発見をしながら、感動を見いだせているだろうか?
そういう心でい続ける、そういう感性を大事にしたいです
そのためにも、日常のストレスをボディートークでこまめにほぐし、
いつでも新鮮な心を保ち、感性を磨いていきたいです