私は学童保育に指導員として通いながら、私なりに表現を導入していく道はないか、日々、模索しています。
表現は、決して難しい物ではありません。
自分の創造性を発揮することですから、とっても楽しいものです。
何気ないことからはいっていけないかなあ・・・と、思っています。
それが、今日、面白い表現遊びを子どもとの間に発見しました
「あいば はなこ」ちゃん(仮名)が、たまたま宿題の名前の欄に、大きさの違う文字を並べていたので、
「字が踊ってるよ!」というと、まだ一年生のはなちゃんには、「字が踊る」の意味がわからなかったようです。
そこで私は、はなちゃんの文字から受けるイメージで、声を大きくしたり、小さくしたり、低くしたり高くしたり、
そんなふうに読みました。
あいば はなこ
するとはなちゃんは、今度は意図的に、文字を少し崩したり、最初を大きく、次は豆粒サイズなど、
本人なりにどんな声になるかを、予想しながら、字を書いてきます。
私ははなちゃんのイメージをできるだけ、単純に表現して見せます。
そうやって書いては消し、書いては消し、何回も遊びました
そして、最後に、「気をつけ!」の文字を書こうね と、規則正しい書き方をしました。
字を書くって一つの表現だし、そこにはたくさんの可能性があります。
それをどう読むかも一つの表現。
昔子どもたちと読んだことのある谷川俊太郎さんの「もこもこ」という絵本を思い出しました。
あれはまさに、文字とイラスト、音と視覚イメージの表現の芸術です。
はなちゃんともあの絵本を一緒に読みたいなあと思いました
きっと、学童でなにげなくはじめられる、表現遊びはもっとあるはず。
自分のしてきた形にこだわらず、観念にとらわれず、子どもが表現で膨らむ道をさらに探求したいです