製本アーティストの飛ぶ本こと、山崎曜です。
オンライン講座を妄想中です。
今日は、前々からお世話になっている、スギオカカズキさんに、zoomで相談していただきました。その結果だけでは無いですが、考えてることを書き出しておこうと思います。
●決めているのは『手で作る本』をネタにして、半年コースのオンライン手製本講座を作ること。
打ち出すのは「これは手製本の基礎にはなりません」ということです。
シンプルに、山崎曜という個人が、色々すったもんだして、やりやすい、これはおすすめだ、と強く思ったことを並べたものです。定番では全く無いです。
元の『手で作る本』のチャームポイントは、山崎の感覚で粋を集めるように選んだ素材の組み合わせだったと思います。
元のテキストは、今も眺めると美しいです。まあ15年も経って、作者本人がそう思ってるのもどうかと思いますけど。
ご希望の方には、本自体も販売します。
が、テキスト自体は、全てウェブ上で見られるようにするので、本はなくても大丈夫です。
2006年刊行の本なので、入手が困難な素材も多数あります。素材の通販ご案内などを充実させて、動画は見れば実際作れる、「使える」オンライン講座にします。
山崎自身の技法も変化していますから、それも盛り込んで、より分かりやすい、作りやすいものにします。
つまり、著者としては『手で作る本』を全面的に改訂して、現状に(あるいは今後にまでも)対応した新たな「オンライン講座」として、ウェブに存在させるということに、意義を見出してます。
「キット」は作りません。
キットを作ることで、受講生の苦労や楽しみを少なくしてしまい、その苦しみ?や楽しみを奪う分だけ講師側に労力がかかる、というのは、2重に無駄と考えます(これはカルチャーセンターで教えた時に感じたパターンです)。
そのぶん、素材のご案内、ウェブでどこで買うのがおすすめか、というご案内を充実させようと思います。素材や道具を売るサイトともよい関係が育つかもしれないです。
●メルマガをやること。9月4日(土)スタート。
これは、オンライン講座の告知をするためなのですが、まず第一に、今まで実際にお目にかかったりして、葉書やメールで繋がている人に対して、関係を継続的にしていきたいためにやります。
メルマガの0号の送り方。
今までご縁のあった方には、
「とりあえずメルマガ読者に登録し.この0号を送信させていただきました、もし今後、送信不要の場合は、大変お手数で申し訳ありませんが、登録の解除をお願いします。」
というパターンで、始めようと思います。
それ以外、メルマガのお知らせを、製本に興味のありそうな場所い探して、撒くことで集客をします。
●一番高額なサービスは何か、ということを考えて、全体をを設計した方がいい、とのスギオカさんのアドバイスでした。
彼のイメージでは、それはリアル教室でやっていた、3年に一度の「教室展」参加、などがそれになりうるのではないか、と。
そこ、良く考えたいですね。
オンライン展示を考えて行きたいです。
本の展示って、美術館でやると普通にはやりにくいのです。
開いて見せてあげる人が必要だ、とか、
内容まで読んでいたら、とてもじゃないが時間が足りない、とか。
動画なら、普通に本を見たり読んだりするのにも近いし、いろんな角度で映せるし、作者本人がしゃべりながら開きながら、さらに質問に答えたりすれば、満足度が大きくて、すごく可能性があると思います。
あ、自分のウェブサイトの作品のところにも、YouTubeの作品解説のリンクを貼らないといけませんね。
まだまだ、話はあっちゃこっちゃしますが、そのままに作っていこうと思ってます。