製本アーティストの飛ぶ本こと、山崎曜です。


オーダーで受けている、製本作業が進まないので、今朝はまず、それをやりました。(締め切りを曖昧にしてるので、こういう事態になります。。。。反省。)

今朝は涼しく、虫の声もセミじゃなくてコオロギ類。早くも、少し秋の気配。

結果、作業はいい感じに進みました。
文を書くのではなく、手でやる作業を朝やるのがいいのかもしれないです。しばらくこれでいこうと思います。


ブログを毎日書くのを守ろうとして、朝書こうとして終わらず、結局一日中ブログのことが頭から離れない、作業も集中できない、みたいになってしまってましたから。


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さて『手で作る本』のオンライン講座なんですが、脇道にそれる的にやってこうと、思います。

私、いつも脇道にそれるのです。

よく言えば、その時に興味あることに、すぐ行ってしまう。

 

我慢して何かをすることができない。

(この特徴を、最大限生かしてやっていたのが、私の製本教室「手で作る本の教室」だったと思います。生徒さんが言ってきた面白そうなことには、すぐに飛びついてしまう。。。)

 

『手で作る本』の内容をそのまま講座にするのが、果たして自分の興味が保てるのか、という不安があるのですが、ここを「脇道にそれる設定」にすると多分、大丈夫な気がします。

思えば、大学時代にデザイン科に在籍していましたが、広告のデザインが全くできずでした。同級生が、就活用に架空の商品の広告を作ってるのを、すごいなーと眺めながら、私は全くできずで、自分のダメダメ感に打ちのめされてました。(基本的に、誰かの広告をする、ということに全く興味を持てていなかったということなのですが。)

そんな自分が、この『手で作る本』で、ある意味「架空な」作例をバンバン作れたのは、どうしてだったでしょうか。

 

それは、一つには、生徒さん達のリクエストが元にあったということ。そして何よりも、そういった生徒さんのお一人であった、企画編集の方との密なやりとりがあったからです。

だからオンライン講座化も、なんのやりとりもなしに、そのままやろうとするだけだと挫折すると思います。

 

 



冒頭の作例がこれなのですが、

 

 

左ページ、封筒と便箋をただ綴じただけ、というもの。


これ、紙ならなんでも、直線に並ぶ3つの穴を開ければ、綴じて本にできるよ、という提案。そして、例の一つとして、封筒と便箋を一緒に綴じてしまう、というのをやっています。



例えばここに、


封筒定規の作り方なんかを盛り込んでいこうと思います。

 

 

こういうのです。

市販の封筒を剥がして開いて、厚紙に貼ったものです。

 

これを使って、紙の切り取り、折り、をすると簡単に封筒が作れます。

左は日本の、右はフランスの。出来上がりサイズは同じなのですが、糊で貼っちゃうのが基本な日本スタイルと、ふたの部分を差し込んで止めやすいフランススタイルの違いが、作ってみたらわかって、自分自身がすごく面白かったんです。

 

こういう「本」そのものには無い、アイデアを都度都度、動画で盛り込んでいきたいです。

 

そして、なんといっても、受講してる方のリクエスト、っていうか思いつきを、随時、展開してお見せすることが、やりたいです。

 

10月2日、土曜始まり、がいいかなと思うので、そうします。