製本アーティストの飛ぶ本こと、山崎曜です。

 

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弟家族がまた来てくれて、少し庭の草取りをしました。

 

全面を苔にしたいところが、羽状複葉の草に覆われていて、それはそれでキレイですが、この草がすごく増えて、取っても取っても生えてきます。

 

 

葉の形からして、なんとなくマメ科で、クララとかそんなのに近いやつなのかな、と思ってましたが、コミカンソウという草でした。

 

 

これが今ついている実で、直径3ミリくらい。この後、ミカン色に色づいてくるようで、それが名前の由来。

そして、コミカンソウ科、という科があるのに驚きました。
 

昔は、トウダイグサ科の中に入っていたとのこと。

 

1998年に公表された新しい被子植物の分類体系、APG体系で、そうなったとのことです。これは、DNA解析の結果を反映させたもので、こどもの時に図鑑で知った分類と違うのが面白いです。
 

 

 

こちらは、コケオトギリと思います。草をむしるくらいに地面に近くないと見えないくらい小さい(花の直径2ミリくらい)です。苔のところに生えるからでしょうか、この名前は。

 

下の写真は、ほぼ同じような角度から、普通に撮ったのですが、黄色い花、わかりますか。

 

 

 

小さいからなんとなく、ハコベとかツメクサ(両方ともナデシコ科)の仲間かな、だけど黄色い花。。。意外と調べるのに時間がかかりました。道路脇の植え込みで見かけるビヨウヤナギとかキンシバイと同じ、オトギリソウ科の植物でした。

 

この場所を使って作品も作ったのですが、その時は、スミレとハナヤスリとモチノキの根とテングタケがありました。秋、10月くらいだったかな。

 

地面の近くも、虫と草の楽しいワンダーランドです(こんなことだから、草むしりのスピードが遅くて、、、困ります)。

 

はいつくばっていると、こんな、つちいろのゾウムシもいました。名前はわかりません。

 


2015年の個展のDMもここで撮ったのでした。この時は、スギゴケ(こけの種類はよく知らない)とゼニゴケがいい感じでした。