製本アーティストの 飛ぶ本 こと、山崎曜です。ブログにいらしていただき、ありがとうございます。


自分の好きなものを集めて組み合わせて、

「製本」の方法を使って、

作品を作っています。


まもなく山崎曜展 ?と! 7月7日(水)から


作品はこちらでご覧になれます↓

製本アーティスト山崎曜のウェブサイト、作品

 

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見慣れない植物の花や、昆虫を見ると、とりあえず、写真を撮ります。


あとで検索して、名前を調べます。特徴を言葉で言い表して検索します。これ↑だったら、ヤガ(蛾は、いちばん好きな昆虫なので、ヤガとかヒトリガとか幾つかの科くらいはわかります)、スジの模様、など。ヨトウガの仲間らしいとわかって、さらに画像など見ていくと、

マダラツマキリヨトウ

だろうな、わかりました。

が、ツマキリヨトウと付いてるものだけで7種類以上いるらしいので、たぶん、です。


模様の美しさが良いのですが、


静止姿勢の美しさ、がすごく好きです。


この、マダラツマキリヨトウの場合は、

やや開き気味の前肢、真横に水平に広げられた中肢、翅の下に見えない後肢で、重力を軽々と受けて、垂直の壁にくっついてます。

つぼめた翅のテントみたいな立体感がいいです。

触覚が龍のように微妙にくねったり、刺毛的に見える毛がアンテナのようにピッピッピって、緊張感あります(この個体は、割と羽化したてかなと思われます)。


暗い中にも色味ゆたかな地の上に白線が煌めいて、渋派手なヴィジュアル系。


蛾の仲間は、

静止姿勢のバリエーションが多くて、楽しいです。(みごとにT字なトリバガ類、下翅を隠して三角形に見えるシタバ類、翅自体が折り畳まれてる(らしい)フサヤガ、輸送機の上部にある翼を思わせるオビガ、などなど。)



折り紙的な、とか

裃とか袴とか、そんなのも思うし、


軽く、空気を含みながら、立体としてしっかりある、みたいな感じが大好きです。

そして、その軽みによって、飛ぶ、んですから、ますます、かっこいいです。


自分のハンドルネーム「飛ぶ本」。

本のページを、なんとなく、昆虫の翅に見立てる、っていう面もあります。



さて、7月7日からの個展、

展示タイトルは、! 


 

自分の好きなものをたくさん使って作ったものを並べます。